第31章 年上の彼女の憂鬱 お相手:冨岡義勇
じんわりと…した熱が生まれるのを
みくりは感じていた
少しずつそうされる度に
自分の吐く息にも
徐々に熱を帯びて行くのを感じる
シュル……と帯を解かれる音がして……
ある考えが頭の中を過った
「あの……、義…勇さん。
もしか、このまま…こちらで?
なさる…、おつもりでありますの?」
こちらと言うのは
今こうしているソファの事だ
「ここでは…、ダメ…なのか?
みくり…は、ベットに……、
行きたいと言っているのか?」
そう囁かれて そのまま首筋に
噛みつかれる様にして食まれる
歯を立てられている訳ではないから
痛みはないが……
ドキドキと胸が騒がしくなって
「いえ、はぁ、んっ……
義勇さっ、んの……、
お望みに…合わせましてよ?
ここでも…いいのでしたら……」
膨らみの柔らかさを確かめていた手が
離れて合わせから入って来て
スルスルとみくりの太ももを撫でて行く
膝の上の辺りから撫で上げて行って
そのまま根元の辺りで裏へと回って
そのまま撫で下ろして行く
「手触りが……いいな、すべすべしてる……」
「ん、ぅ、…はぁ、
義勇…さん、いやらしいっ…ですわ…」
「今、いやらしい事を…している。
…違うのか?」
そう 不思議そうに顔を顰めつつ
そう義勇が問いかけしてくる
「ああ、これ位では
……いやらしい事にはならない……か?
もっと、…いやらしい事でないと」
もっと いやらしい事を
されてしまうと
自分の身体が期待してしまっていて
義勇の指先が膝の裏に添えられて
グイグイと押しながら
膝の裏からふくらはぎの根元へと
解される様にして揉まれる
一旦離れた指先が膝の裏のくぼみを
グッと押して来て
はらっと 裾の合わせが開いて
みくりの足が露わになる
膝の裏を指で刺激しながら
ちぅと音を立てて膝に口付けられる
そのまま膝の皿に沿う様にして
口付けと舐められるのを数度され
それから膝の中心から円を描いて
丁寧に舐められて行く