第29章 可愛い彼の裏の顔 お相手:竈門炭治郎
ギュッと胸が締め付けられるみたい
炭治郎君も…そうなりたいって
そう願ってるんだって
そう感じたから
「ぁあ、んっ、炭治郎っ、好きっ……はぁ」
彼の方に手を伸ばして
その首に腕を回す
「こうしてたら、深いですけど…
身体が、離れちゃいますね……みくりさん」
肩に掛けていた足を開放されて
左右に開かされると
その間に彼が自分の身体を入れて来て
そのまま私の身体に覆いかぶさってくると
すぐ目の目に彼の顔が来て
ニコッとあのいつもの笑顔になって
「やっぱり、…こうのがいいですね。
だって、みくりさんの顔…、
近いですし。こうして…」
そのまま チュウと唇を重ねられる
触れるだけの口付けを繰り返して
それから唇を離すと
スリッと頬を彼の手の平が撫でて行く
自分の頬を撫でている
彼の手にみくりが自分の手を重ねる
「私…っ、んっ、
炭治郎君の手っ…好きだよ?
温かくて……、優しい手…してるから」
ああ でも……他にも沢山
好きな所…あるなぁ
「ねぇ、炭治郎君……」
彼の耳元に口を寄せて
そう名前を呼ぶと
自分の中にある
彼のモノが膨れ上がるのを感じて
きっと彼がそうなっちゃったのは
私が今 どんな事を考えてるのか
彼には 匂いでバレてしまっているからで
「あのっ、……みくりさん、
俺…嬉しいです、
俺も、みくりさんと同じ気持ち…ですから」
炭治郎が続けようとした言葉を
みくりが炭治郎の唇に手を当てて
それを止めると
ギュウウッと自分の中を締め上げて
自分の中で彼自身を包み込みつつ
彼の肩に回した腕で
ギュウウッと同じようにして
彼の身体を抱きしめて包み込んだ
「……っ、やめ、みくりさんッ
…そんなっ、強く、締め付けられたら…、
俺っ。もう、…出したく…なって、
しまいます、からっ」
そう出したい衝動を
彼がどうにも自分の奥に
押し込めなくなってしまっていると
感じてゾクゾクと背筋が震える