第29章 可愛い彼の裏の顔　　お相手：竈門炭治郎

炭治郎君に厭らしい事されると
そう想像してしまって

中からトロトロと蜜が滲んでくる

「みくりさん…、好きです。俺…
貴方が、大好きですから…」

そう切なそうに吐息を漏らしながら
自分の中の感情の熱を
処理しきれないと
訴え掛けられてしまえば

私はいつもながらに

今すぐにでも彼が欲しくなっちゃうのに

毎回そう強請っては
年下の彼にあしらわれてしまっている

「んっ、炭治郎…君。
私も好きっ……んっ！ふっ…はぁ」

そのまま　唇を唇で塞がれて
何度も角度を変えて
唇を貪られるような口付けをされる

手首をしっかりと握られてしまって

「んっ、ん゛、ふぅ、んぅ、…はぁ…」

手首をひとつに纏め上げられると
舌を求められながらも
空いた方の手でグッと胸を揉まれる


ゾクゾクと背筋が震える
炭治郎君らしからぬ
いつもよりも強引な行動に

感じてしまって
反応してしまっている自分が居て

「俺に…ちょっと強引にされて……。
ここ…濡らしちゃってるんですか？」

スルッと太ももの間に手が入って来て
みくりの蜜口に指を添えれば
クチュ……とそこが水音を立てる

耳元でそういつもの彼よりも
低い声で囁かれれば
キュンっと中が疼くのがわかる

そのまま首筋に舌を這わされて
グッと上で纏められた手首を握られれば

「んっ、あぁ、ん、
はぁ、炭治郎っ…くんっ」

鼻に少し掛ったような
甘い甘い声で　俺の名前を呼ばれると
ゾクゾクと甘い痺れが
俺の鼓膜から起こって
脳に入ってくる

「みくり……さんっ、可愛い…。
もっと、呼んで下さい俺の、名前っ」

グチュ……と音を立てて
入り口を擦っていた指を
そっとみくりの中に炭治郎が沈めて来て

腹側の壁に沿うように
指をゆっくりと沈められて行くと
炭治郎の指先が腹側の壁のザラザラとした
部分に触れる

びくんとみくりの身体が跳ねて

「はぁんっ、あっ、炭治郎…くんっ、
あぁ、炭治郎…く、ん、あっ、そこはっ…」

「ここは…どうなんですか？」