第28章 可愛い君に……は お相手:煉獄杏寿郎
「みくりっ…ハァ…、ハァ……
好きだっ…、
このままっ…、一緒にっ……」
「ひゃああっんっ、はぁ、
んんっ、あぁん、あぅ、んっ」
杏寿郎……何か……言ってる
何て? 言ってる……んだろ?
確かに 耳には
彼の声は入ってるのにっ
その意味が頭で理解が出来ない……
ズパンッ ズパンンッ……
パンッ…パンッ
腰を打ち付けられる度に
快感が頭を突き抜けていく
自分が もう…気持ちいいしか
感じなくて
いつそうなってるのかも
分からないくらいに
そう何度もなってしまっていて
「きゃあっ、あっ、
んんっ、あぁああんんっ」
ギュウウッっと自分の中が
彼のモノを締め上げるのを感じて
チカチカと目の前に星が散るのが見える
見えているのに 現実味がない
一枚 薄い布でも…隔てているかのような……
自分の事なのに
自分の事じゃない……みたい
ズンッっと深い奥の奥まで
力強く突かれて
大きく背中をしならせながら
みくりが絶頂に達すると
ギュウウっと中が
奥へと引き絞りながら
彼のモノを締め上げて
「あっ、あぁんっ、ふぁ、
あっ、はぁああああんっ!」
その中の締め付けられる
感覚に自身も絶頂に達する寸前に
彼女の中から自身を抜き去ると……
「…ーーっ、ハァ、……くっ…、ハァ
みくり……っ、…、ハァ」
自分の絶頂の印となる熱を
みくりのお尻から背中に掛けて
吐き出した
「ひゃあっんっ…っ、あ…はぁ、…ん」
自分の背中に掛かる彼の吐き出したモノが
火傷しそうなほどに熱く感じてしまって
思わず声を上げてしまった
そのまま 心地いい脱力感に
崩れると後ろからギュウウっと
彼に抱きしめられて
後ろから手を回されて
顎を引き寄せられると
そのまま まだ熱の残る
熱い口付けを交わす