第28章 可愛い君に……は お相手:煉獄杏寿郎
「…くっ……、ハァ、ハァ
みくり…、みくりッ……」
見ていて欲しいと言われた手前
彼が自分の竿を扱くのを
こうして見守っているんだけども……
しっかりと
見てはいけないと言いつつも
その彼の様子に
釘付けになってしまっていて
快感に眉を顰めるその表情も
苦しそうに……
それでいて切なそうに
吐き出される吐息も
色気を感じてしまって
……仕方なくもあり
堪らなくも感じるのだけども
その表情を見ていると…
聞いてみたくなって来てしまって
「あの…、気持ちいい…ですか?
杏寿郎さん…は、自分でそうするの…」
彼の顔が気持ちが良さそうに
そう見えたので
あまり深い意味もなく…
そう……聞いてしまって
「気持ち……いいが?……何せ、
君が、見ていてくれている…
からな……」
そう言ってフッと微笑を浮かべると
また快楽に堪える表情に戻る
見られてるのが 気持ちいいなんて
やっぱり 時折感じてしまうけど
杏寿郎さんは
ちょっと変態なんじゃないかって
そんな気がして来てしまうのだけども……
「みくり…、見ていて…くれるか?
その……、俺が、……もっと
良くなる…、所…を、君に
見ていて欲しいの……だが……」
杏寿郎のその言葉に
出す所を見て欲しいと
言われているのだと気が付いて
出す…って当然… 飛ぶ…んだよね?
え?でも……でも
その辺に飛ばしちゃったら
片付けが……大変な 事にっ
みくりがそんな要らぬ心配をしているのを
露知らずに
杏寿郎が自分の竿を扱き上げていくのを…
ゴクリと固唾を飲んで見てしまっていて
その…手の動きとかを見ていたら
そんな 心配も知らぬ間に
吹き飛んでしまっていて
「……っ、ハァ、…みくり…、…ふっ」
その手の動きの速さや
その息遣いから
彼が そうなりそうなんだって
見てて分かってるのに