第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「こうしてると…、どうなんだ?」
「こうしてると…、
幸せ家族って感じがするなぁ~って
自分で言うのも…あれだけど…」
多分 これも産後ハイの…
高揚感がもたらしてるのだろうけども
「感じじゃなくてその物だろ?」
まぁこういう事を恥ずかし気もなく
言ってしまう人だったな…と
ちょっと恥ずかしいなって思いつつ
幸せだなって感じてしまっていて
コツン…と杏寿郎が
こっちの額に額を合わせて来て
「みくり……」
「……杏寿郎…ッ」
そのまま…唇を重ねてキスをする
「さて、名残惜しいが…
また…夕方に来るからな?
それまで、奏寿郎、奥さんを頼んだぞ?」
「奏寿郎くんに何を頼んでるのよ?
赤ちゃんなんだから、何も出来ないんだよ。
ねぇ、奏寿郎くん。ママといい子にしてるから
また会いに来てねぇ~って」
その小さな手に自分の手を添えて
奏寿郎にバイバイをさせると
慌ただしく戻って行った
杏寿郎の後姿を見送って
そんな事をしてる間に…
15時のおやつの時間になって
相変わらず大量の水分と
手作りのシフォンケーキを美味しく頂いて
蜜璃ちゃんもこっちに移住するから
ご飯の画像を毎回送って欲しいと言っていて
お部屋も綺麗だし…伊黒さんに
オネダリしなくちゃって言ってたから
もしかしたら…近い内に…妊娠したって
そんな報告を蜜璃ちゃんから
受けるかも知れないな
今からだと最速で妊娠しても
5月生まれになるから
同級生にはなれないけどね
その後に…奏寿郎が泣き出したので
そろそろそんな時間かと思いながら
意味はないだろうけどさっき
ネットで調べた府中のツボを刺激してみたりして
旦那さんにも…散々さっき
マッサージして貰ったから
(単に揉まれまくっただけだけど)
効果があるか…どうか…わからないけど
また授乳室まで 授乳をしに行って
増えてない数字を…見て…落胆して
奏寿郎にミルクを飲ませて
自分の部屋まで帰って来たのだが
こっちが授乳に行ってる間に
お部屋に凄い豪華なお花が飾ってあって
プレゼントみたいな包みがあって
カードが添えてあったから
そのカードを開くと
お花とプレゼントは成瀬さんからの様だった
こんな事するのは…成瀬さんだって
すぐにわかったけどもね…
「プレゼント…何かな?」
プレゼントのリボンを解いて
その箱の中を開くと