第125章 ついに来た8月…~分娩第2~3期編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
これまで…の間
いきみたい感じとずっと戦って
逃して我慢してたのに??
全開大になったらすぐに
思い切りいきんでいいって訳じゃ無いの…?
「んんっ、ま、だっ、
いきんじゃ…、ダメ…なんですかぁ?」
「いきんでも僕はいいけど、
中がズタズタになるよ?いいの?」
「ズタズタ??嫌です、我慢します。
中がぁあっ、ズタズタは嫌過ぎるぅううっ」
「うーん、じゃあ、ざくざく?
ザクザクのザクロみたいになるよ?」
俺に話す時みたいに…
先生に対しても
素の口調になって来てるから
奥さんも…痛みといきみたい感じがピークで
色々といっぱいいっぱいになってるんだろうが
先生も先生で…あれ…楽しんでそうだな
「その余裕も今の内ね…」
余裕じゃないいいっ…と
思わず叫びたい気分になったのは
素直な気持ちではあるんだけど…
バシャッと…
何かが自分の中から…弾け飛ぶ様な感じがして
それが…破水したんだって気が付いたんだけど…
「んぅ゛ううううっ…っ、ぐ…ぁ…っ」
握っていたこっちの手を
凄い力で奥さんが握って来て
それまで漏らす程度だった
うめき声には大きい声が漏れていたので
はぁ…と握っていた手の力が緩んだので
痛みは引いて行ったのだろうけど
「ははははは~っ、
ね?言った通りだったでしょ?」
「こんな、最終形態っ隠してたの?
真の姿…強すぎません?聞いてないよ?
さっきまでの…3倍痛いとかじゃないしッ。
オーバキルすぎじゃないこれっ?
腰の骨粉砕骨折してるのにっ、
ハンマーでブッ叩かれる感じなんだけどッ」
尾てい骨が砕けるとは言うらしいが
奥さんは砕けた尾てい骨を
更にハンマーで叩かれてている痛みと
破水をして強さが3倍にもなった
その強烈な痛みをそう例えてくれたのだが
後ろの方で看護師さんが
噴出しているのを堪えてるのが聞こえて来て
「大丈夫、大丈夫。折れて無いから。
今までうちで、お産した人
誰も、尾てい骨の粉砕骨折してないから」
「くっ、はぁ、ぅ…あああっ」
「ズタズタなるよ?声我慢して
息吐いて、まだダメ…我慢してッ」
そう声を掛けられて
こっちの手を握りしめて来た手を
ぎゅっと握り返すと…
「奥さん、呼吸だ…奥さんなら大丈夫だ。
できるだろう?ゆっくり…息を吐くんだ…」
……あの時……そう…
子供を…助けようとして…た時