第123章 ついに来た８月…　～前駆陣痛編～　お相手：煉獄杏寿郎現パロ

ちらっと視線を
杏寿郎の方へ向けると
こっちに申し訳ないと言いたげな顔をしてたけど

多分私の…これも
不死川さんが良い感じに編集してて
視聴者さんが…この状況を
楽しめるエンターテインメントに
なる様に編集してくれちゃってるんでしょうが

私は移住リアリティショーの
出演者じゃないのに…ッと
そんな風に思わなくもないけど

YouTubeでも…恋愛リアリティショーで
元彼元カノたちを集めて
過去の恋か新しい恋かみたいなのあるけど

こう言う修羅場…みたいなのは…
YouTubeでもアニメ動画みたいなのになってて

そう言う感じの需要はあるんだろうけど

城ヶ崎さんは素でこれをしてるのか
城ヶ崎さんが実は劇団の人で
推しの子のあかねちゃんじゃないけど
そう言う…面白そうな展開になる様な
そんな演技をしてるんじゃないかとか
推し子観たから…そんな妄想が
自分の中で生まれてしまうのだけども

これが…どっきりじゃなくて
素の時は…それはそれで…面倒だなって
既に思ってしまってる自分が居るのだけども

でも…こんな風に隠れてLINEするのは
高校時代に辺と一緒に
男女数人のグループで海に行った時に
こんな感じの事をした青春の思い出を
ちょっと思い出しちゃったりしてしまって

あの…時の夏が…記憶の中で
蘇って来る…のだけど…
今の彼の隣には千咲ちゃんが居て
私の隣には杏寿郎が居るんだし…

千咲ちゃんで思い出した
子育てで分からない事聞いていいって
言われてたのを思い出して
千咲ちゃんともランチには
こっちに里帰りしてから何度か行ったけど

産まれたら何か相談するかもと言うLINEと
陣痛ってどんな感じだったのって
先輩ママの千咲ちゃんに聞いてみる事にした

奥さんと…さっきからこっそりと
LINEをやりとりしてて気づいたが
奥さんあの感じだと俺以外ともLINEしてないか？

合間合間に作業もしてるし
奥さんのリースは完成して来てるが

『煉獄さん、こっちとこっちのお花だったら
どっちの方が、良いですか？』

相談する感じでこの花の隣には
どっちの花が良いかと
城ヶ崎さんがこっちに聞いて来るのは良いが
距離感が近いから…身体が当たってる

これが恋愛リアリティショーなら
ガンガンに押して来るタイプなんだろうな…

小声で離れる様にと声を掛けたが
可愛い扱いされる始末だ