第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
変に時間を作り過ぎたら
あっちの家に行きたくなるしな…
行ってはダメな訳では…無いんだが
奥さんが…8月に入ってから
電話で話をしてるだけでも
普通に振舞ってはいるが
不安そうなのが…伝わって来るからな
この距離に居ても落ち着かないのに
飛行機の距離の実家で
里帰りさせてる 世の中の旦那さん達は
どうやって乗り越えたんだろうな…
そんな事を…考えながら
その日の夜は…眠りについた
2023年 8月2日
平日は朝活イベントなので
俺の朝は早い訳で
5時過ぎには…ネモフィラパークの
公園管理事務所のミーティングルームに
今日の手伝いをしてくれる
地元の高校生のアルバイトスタッフと
地元の市民ボランティアのスタッフに
それから…協力をお願いしている
地元のシルバー人材センターのスタッフに
今日の朝活イベントの流れを説明する
今日はラジオ体操の後は
地元の竹を使った
竹トンボ作り教室の予定で
参加費用の200円を支払えば
4人掛けのテーブル1つに
指導役が1人ついて説明を受けながら
オリジナルの竹トンボを
作る事ができるのだが…
小さい子には牛乳パックで
10分程度で作れる
竹トンボ作り体験が出来るようになっていて
奥さんのお祖父さんと
いとこの辰巳君が
竹を使った本格的な竹トンボを作る方の
講師役を引き受けてくれてるし
もう一人のいとこの慎司君の方は
同じクラスの数人と一緒に
小さい子達の紙の竹トンボの
作り方や遊び方を教える講師をする事になっていて
辰巳君が言うには…
作り方によっては長時間空中に滞空する
スーパー竹トンボを紙パックで
作る事が出来て 羽の大きさや
角度の違いでの滞空時間の研究をすれば
夏休みの自由研究のテーマになると
自由研究にお悩みの小学生には
持って来いの朝活イベントになりそうなのだが
「おっは~、煉獄サン」
ミーティングを終えると
慎司が杏寿郎に挨拶をして来て
「ああ、慎司君、おはよう。
2人と、君達のお祖父さんには
色々と…お世話になる事ばかりになるな」
「わしはこの時間には…いつも
起きてるから…な、竹細工も
家の山に竹があるから、昔から
暇な時にはしとったからな…。
教える位…どうもないわい」
杏寿郎の言葉にそう
みくりの祖父が返事をして来て
6時30分からは
朝のラジオ体操が始まって…