第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
同じ市内で…昼間は仕事をしていて
夜も…中条市のあのシェアハウスで
寝起きを他の移住希望者と今日から共にする
車で15分もしない…距離に居るのに
おいそれとは…他の目もあるし…
移住リアリティショーの
撮影もしてるんだから…行くに行けない
はぁ~っとついたつもりも無いのに
つきたくも無いため息を
いつの間にやらついてしまって居て
「うちの旦那さんが…近いのに遠すぎる」
散歩から戻って 手洗いとうがいをして
入院の荷物を産婦人科から貰った
チェックリストと照らし合わせながら
みくりが1つずつチェックをして行く
そのチェックリストになってる
プリントはもう半分は
陣痛が始まったらどうすればいいかとか
病院に連絡をするタイミングとか
一番下には病院の電話番号が書いてあって
これはマザークラスで貰った方だけど
同じ物をもう1枚 おじさんの持ってる
複合機でコピーして貰って
それは持ち歩く様にしているんだけど
自分のスマートフォンには
ちゃんと病院の電話番号は
登録してあるんだけども
お守り…と言うか
持ってたら安心できる気休めの様な物だ
荷物のチェックをし終わって
そのままラグマットの上にゴロンと寝転がる
「何だろうな…、妊娠したのが
分かってすぐの時…みたいに…
やたら…最近…眠たい…な…」
そう…眠気… 先月の終わりの方から…
また…妊娠初期の時の頃の様な
そんな…抗いがたい眠気を感じるようになって居て
臨月に強い眠気を感じる時は
20~30分程度寝るといいと
妊娠出産についての本にもあったから
スマートフォンのアラームを
30分後に設定して…
そのままウトウトと…する事にした
ウトウトしてる間に
慎司が声を掛けに来たようで
声を掛けに来た事も寝てたから
全然気が付いてなくて
私がウトウトしてる所を撮った画像を
杏寿郎にLINEで送っていた様で…
夜のいつもの定期連絡の時間に
その事を杏寿郎に言われてしまって
『慎司君から聞いたんだが、
この頃、また…眠気…酷いのか?
前の週末の時も…眠そうにしてただろう?』
「でも…、これぐらいの時期になると
お産後の生活に合わせて、夜の
睡眠が細切れになるんだってさ。
赤ちゃんのお世話をする為に
産まれる前から身体が準備をしてるって
そんな風にネットに書いてあったよ」