第121章 ピックアップ御礼 7月1日のお話 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「別に…私が…お家にいる間は
玄関まで要くん抱っこして行って
一緒にいってらっしゃいの
ちゅーしてお見送りしてもいいし、
おかえりなさいのキス…してもいいよ?」
「ダメだろう?朝から…そんな
お見送りをされてしまったら
俺が…朝から幸せな気分になってしまって
家から、出るのが嫌になって、
仕事に行きたくなくなるだろう?」
そんな事を言って
玄関でごねる杏寿郎を
無理やり家から放り出すと言う名の
お見送りが…朝のルーティーンに
なってしまうんじゃないかって
そんな朝の日常が
自分の脳内で想像が出来てしまって
でも…そのそう遠くも無い未来の
そんな想像の話が…悪くないなって
むしろ…それも良いなって思って居て
「ほらほら、杏寿郎は
そんな事ばっかり言ってないで、
うがいと手洗いをして来てくれる?
その間にカレーがすぐに食べられる様に
テーブルに用意して置くからね」
「うがいしたら、
…先にお帰りなさいのキスだろう?」
約束が違うと言いたげに
杏寿郎がそう言って来て
妊娠中は抵抗力が弱くなってるから
コロナ以外にも…感染症に
感染しやすくなるので
キスをするのはうがいをしてからと
そうルールを決めているので
玄関でするのは
ほっぺにチューになってるので
手洗いとうがいをしたら
キスをしたいと杏寿郎が言って来て
杏寿郎のお望み通りに
うがいをした後はキスをしっかりして来て
「奥さん…夕飯の前に…奥さんを…
もっと…旦那さんとしては…、
食べたい気分…なんだがな?どうだ?」
明日には…あっちに…行くから…
確かに今日が…し納め…的な…
そんな風にこの旦那さんは…思ってそうだし
「でも…シャワー浴びてない…し…ッ」
「だったら…一緒に…
夕飯の前に…シャワーにしないか?」
確かに…最近は…
ちょっと動いたら汗ばむ感じだから
じっとりと…搔いていた汗は
今は乾いてはいるけど…
そのべたついた感じは残っていて
「うん…先に…シャワーね…?」
「シャワーと…そのついでに
奥さん…の味見…もするつもりだがな?」
そう杏寿郎が言って来て
一緒にシャワーをしようと誘って来て
浴びるだけじゃないと言う
その杏寿郎の言葉に
ドキドキと期待をしてしまって居て
ザァアァアッと
シャワーヘッドから出る水は
私と杏寿郎の肌を伝って
排水口に吸い込まれて行く