第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「俺は明日は…、一足先に
ここから直接…出勤だしな…。
なぁ、奥さん、今日は…どうだった?」
そう杏寿郎が
今日一日の感想を私に求めて来て
私にとっては…この中条市は
思春期を過ごした場所だし
昔からよく知ってる場所だけど
それでも…しばらく来てない間に
市を盛り上げる為に色々と
市と成瀬さんが共同してるイベントに
杏寿郎が深く関わっているのが分かったし
真希ちゃんの子供も
同級生になるって分かったし
色々と…見て回ったりとか
美味しい物も食べたりだとか
今日1日…色々と中条市を知る事で
あの中条市を知らない2人にも
中条市の魅力が伝わって
楽しんで貰えてたんだったらいいな~って
「でも…あれだな…。
あのふたりも…何だかんだ言って
あの麻理恵先輩に気に入れてしまったからな」
「そうだね…、8月のイベントにも…
2人には…来て貰う事になりそうだもんね」
「俺も…この、7月、8月は
中条市でのイベントが集中していてな…。
こっちのあの家には、断わりはしてあるから。
あっちの家に泊めて貰ったりだとか、
あっちの家からイベントに向かうとか…が
多くなりそうな…感じだしな?」
そう…杏寿郎はたまたまだと
言いたげにそう言って来るが
そんな気がしないのは…
私の気の所為では無いはず…ッ
でも…これだけは…言える事は
あの2人にここが…
良い所だなって また来たいなって
そんな風に感じて貰えてたらいいなぁ~って
そんな事を…みくりは考えていて
「良い所だな」
「え?…、杏寿郎…」
「良い所だと、俺は思ってるから。
ここに自分達の家を…建てようと
思ったんだしな。ここは…奥さんの
大事な思い出のある土地には違いないが。
こっちで…家族3人で…生活する様になれば…。
新しく家族の思い出が…、生まれる場所になる」
「うん…そうだね…、杏寿郎」
「だが…、こっちがあの2人を
もてなすつもりだったのに…
ついつい、こっちまでついでに
もてなされてしまってたな」
「じゃあ、成瀬さんにお礼のLINEしとく?」
「ああ、そうだな。俺からして置こう」
今回ばかりは…
成瀬さんに素直に感謝して置くかと
そう思った 杏寿郎だった
夫婦でおもてなしをしよう! 後編
ー 終 ー