第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
真希ちゃんが言うには
同じ区画に2つ
トレーラハウスがあるだけで
中の内装は反転してるだけで
同じだからという事だったので
どっちを使うのかは…
完全に外壁の色だけの好みになるけど
ウッドデッキの共用スペースを挟んで
右側には淡いブルーのトレーラーハウスが
左側には淡いオレンジのトレーラーハウスが
それぞれ建っている訳なのだが
特に相談らしい相談もしなかったのに
雅ちゃんと錆兎さんが青い方に
私と杏寿郎がオレンジの方に
それぞれ…泊まる事に流れで自然になって居て
「じゃあ、錆兎。
夕飯まではゆっくり休憩でもするか。
日中は汗ばむ陽気になって来たしな…」
「そうだな、
外にも露天風呂があるみたいだが
トレーラハウスの中に、
シャワーがあるらしいしな。
軽く…汗を流して、ゆっくりするさ」
杏寿郎の言葉に
錆兎さんがそう返して来て
お互い視線を合わせると うんと
何かを確認し合う様にして頷いていて
向こうは向こうで雅ちゃんが
不思議そうな顔をして
隣の錆兎さんを見てたし
私も何が何だかわからないけど
ふたりで意思の疎通は出来てる様で
その様子をあっち見たり
こっち見たりしていたら
ぽんと杏寿郎が手を頭の上に置いて来て
そのままよしよしと頭を撫でられる
スルッと杏寿郎の手が腰の辺りを弄って来て
思わず ビクッと身体が跳ねてしまったが
声が漏れるのは口を塞いだから
セーフだったんだけど…
その腰を擦って来る
杏寿郎の手つきがなんか…その…
えっち…な…感じ…の撫で方をして来るから
夕飯まで…ゆっくり…休憩しようって
杏寿郎が錆兎さんに言ってた休憩は
あっちの意味でのご休憩の様で…
「と言う訳だ…、中、入るだろう?奥さん」
そのまま腰を支えて添えられたまま
一緒にトレーラーハウスの中に入ると
一番手前側の端に
洗面所とトイレとシャワーがあって
入口から正面には
ちょっとしたリビングスペースがあって
奥の方は…ロフトになって居て
ロフトの上に布団を敷いて寝れるようで
そのロフトになって居る部分の下には
ハリウッドツインスタイルで
ベッドが設置されていて
ベッドがあるロフト下の部分は
レールカーテンでこっちのエリアから
丸見えにならない様に区切る事が
出来るようになっている様だった
「…さて、奥さん、早速で悪いが…」