第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「ああ、どうぞこちらへ。
皆さん、時間にぴったりで安心しました」
温室の前には列が出来ていて
そこまでの大混雑でもないようだが
ここは人気のあるエリアの様だった
「胡蝶、この温室の中には何があるんだ?
ここは一度に入れる人数を制限してるのか?」
「ああ、それですね。
出口から出た人数、同じ人数
中に入って貰って居まして。
内部の混雑を防いでいます。
列に並ぶのが嫌だと言う方には、
先程皆さんにお渡しした時間入場券を
お配りして貰っておりまして」
一般の列に並んで入るか
時間入場券を貰って
指定された時間に来るかのどっちかの様だ
「どうぞ、中にお入り下さい」
そうしのぶが4人に言って来て
そのまま温室の中へ入ると
天井と左右の壁と一番奥の壁に
びっしりとビニール傘が設置されて居て
床の一部が鏡になっていて
床にも傘が映っていて
無限に傘がある様に見える
ここがメインの温室のようだが
その右側に小さい温室が続いていて
そっち側は単色のビニール傘の
アンブレラスカイが楽しめる様だった
SNSにアップする画像を撮っている
若い女の子の姿や
アンブレラスカイの傘の中に
ハートが描かれて居る傘が
各エリアに隠れているらしく
ハートの傘を探している親子も居た
一つの小さめの温室の中は
ビニール傘ではなく
番傘がアンブレラスカイになっていて
羽織るだけで着れる浴衣を
その温室でレンタルする事が出来て
番傘をバックに撮影をしている
若い女性の姿が数組あった
「番傘のアンブレラスカイ…ですか…」
「この温室は、今月の3日に
正式にオープンしたのですが、
オープニングイベントの一環としまして。
コスプレ撮影会を開催したんですよ~」
入口に居たはずのしのぶが
いつの間にか後ろに
音も立てずに立っていて
「確かに…コスプレ撮影の
背景には…ピッタリかも…?」
「はい、更衣室等の課題とかも
イベントを拡大する為にはありますが。
また、コスプレイベントするなら、
アニソンのライブとか声優や
ボカロのライブと同時開催したいですね。
と言う…次のイベントへの課題もありますが、
私は…その前にハロウィンイベントを
担当しなくてはなりませんので…」
「毎月の様にイベント目白押しなんだな…。
確かキャンプイベントも10月だろ?」