第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
なんとなく…に
そんな予感がするんだけど…
杏寿郎のさっきの話って
7月8月って杏寿郎が担当する
イベントばっかりじゃない?
イベントの準備とかって…言って
中条に…入り浸る…つもり…にしてる?
「麻理恵先輩から、君達2人には…
出て欲しいと言うたってのご希望だしな。
あの人のドレスのショーだけで、
実の所、集客力はかなり、あるからな。
それを目当てに人が、
ここまで来てくれて、
ついでに何か買うなり、
他のステージを観るなり食べるなり。
ついでに観光なり、
してくれたら十分だからな」
こっちがじぃ―――と
杏寿郎の顔を見ていると
ふいっと視線を逸らされたので
やっぱりと思ったのだが
「(俺が…そんな、2ヶ月の期間
奥さんと離れて生活できるとでも
奥さんは、思ってるのか?思ってないだろう?)」
そうこっちにだけ聞こえる様にして
杏寿郎が言って来て
杏寿郎は金曜の夜から
日曜日までこっちに泊って
月曜日はこっちから
直接二田の会社まで仕事行くって
そんな事を言ってたには言ってたけど
その内 週末だけじゃなくて
中条のあの家に入り浸りそうで
あの家から毎日
出勤して帰って来そうって
思ってたけど…割とそのつもりで
杏寿郎も準備してたんじゃないかって
このイベントのスケジュールを
見てると思ってしまうのだけど
「(朝活のイベントは、日曜日だからな?
奥さんの健診には付き添えるぞ?)」
そうなんだよな 今は健診は
2週間に1回だけど
7月の12日に36週になると
検診が毎週になるんだよなぁ~
毎回健診には絶対行きたいって
付いて来てくれてたし
こっちに来てからもそのつもりで
杏寿郎は居たのかも知れないな
里帰りするって話も
早い段階から私の意思を
何度も確認してたのも
中条市の仕事をメインにする様に
し始めたのも もう全部
その為なんじゃないかって気がして来たし
それに…
うちのあの おばあちゃんの事だから
毎日お夕飯食べにおいで~とかって
言ってそうだもんな…杏寿郎に
「そのローカルフェスにもさ、
配信でゲストのアーティストが出たりする?」
「その為の朝活イベントだと言ったら?」
朝活イベントで実際に配信を中継して
通信とか音響の器材の調整をして
ローカルフェスの当日に備えるって事?
「無駄がない…計画ですこと…」