第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
2023年6月25日
奥さんが居ないベッドで
昨日は1人眠ったのだが…
あんなにも…隣に奥さんが居ないだけで
落ち着かない位にベッドが広いとはな…
一晩で…こんな事になってるのに
俺は…来月からの2ヶ月間…
こんな調子で大丈夫なのだろうかと
そんな風に思いながら
下の階に降りると
俺よりも先に錆兎は起きていて
自分が使ったシーツを
布団とベッドから剥がしてソファも
布団も片付けてくれて居た様だった
すでに洗濯し始めていたので
どうしたのかと錆兎に尋ねると
奥さんが起きて来たので
剥がしたシーツは託したのだそうで
だが…肝心の奥さんの姿が
キッチンは朝食の用意の途中なのに
キッチンには見当たらなくて
気配を探ると
庭に奥さんの気配を感じて
庭の方を見ると 庭の片隅で
しゃがみ込んでいるのを見つけた
「みくりっ、大丈夫か?」
地面にしゃがんでいる
みくりの身体を後ろから支えながら
みくりの顔を自分の方へ向けさせると
奥さんの大きな目がこっちをじっと見ていて
「ん~?どうかしたの?杏寿郎。
そんなに慌てて、お腹空いちゃった?
おはよう、杏寿郎。
もうちょっとで朝ご飯出来るよ
雅ちゃんは身支度整えてるから
杏寿郎は朝ご飯が出来るまでの間に
テントのお片付け…お願いしてもいい?」
みくりがしゃがんでいる辺りには
この家の持ち主が作った花壇があって
みくりの右手には数本の
収穫した青ネギがあったので
みくりは朝食に使用する
青ネギを収穫していただけの様だった
俺がテントを片付け終えて
月城さんが身支度を整え終える頃には
俺の代りに錆兎が3人分のコーヒーを
俺の代りに淹れてくれていて
彼は職業柄色んなアルバイトの
経験があるのだそうで
喫茶店でもアルバイトを
していた頃があって
ひとしきりの淹れ方は出来るらしく
奥さんがコーヒーのお供に
ゴーフルを食べて待っていてと言うので
ソファで3人でコーヒーを頂いたのだが
その間に 朝食の準備が整った様で
「杏寿郎…、朝ご飯の用意出来たから
こっちのテーブルに移動して貰って」
そう言いながら お椀から
はみ出すサイズの伊勢海老の頭を
半分に割った物が大胆に入った
伊勢海老の味噌汁に
さっきの青ネギを散らすと
テーブルの上に置いた