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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ


みくりが
伊勢海老の出汁を
冷蔵庫に入れる為にキッチンに向かうと

丁度杏寿郎があっちの
男子会もお開きになっていて
男二人でキッチンの後片付けをしてくれている
真っ最中だったのだが

お相伴に預かったお礼だから
気にするなと錆兎に言われて

そのままテントに返されてしまった

テントに申し訳なさそうに
戻って行くみくりを見送って

食洗器の乾燥まで済んでいた
夕食の時の皿を食器棚に片付けながら

杏寿郎がはぁ~とため息をついていて

「俺が思うにだが…、
杏寿郎は…あの奥さんの事になると」

「それは言ってくれるな、錆兎。
俺だって…自覚してる…、
今だって…奥さんの瞼がちょっと
赤くなって腫れてたからな…
今晩一緒に寝てやれないのを…
悔やんでも仕方ないのに悔やんでるからな」

「もうちょっと飲むか?杏寿郎」

まだ残ってる酒の入った瓶を
錆兎が杏寿郎に見せて来て
はぁ~と杏寿郎がため息を付いた

「そうだな…付き合ってくれるのか?錆兎」

「まぁ俺の所為な部分もあるしな、
その責任分ぐらいは付き合うさ」

そう言って 片付けようとしていたグラスに
残っていた奥播磨を注いで
チンと音を立ててグラスを合わせて
乾杯をすると濃厚な旨みのある辛口の酒を

水でも飲む様にして一気に煽った

「なぁ、錆兎」

「何だ?杏寿郎」

「良い男過ぎるぞ?」

「当たり前過ぎだぞ?杏寿郎。
まぁ、お前もそこそこには
良い男なんじゃないか?杏寿郎」

「褒めてないだろ、それは」

「褒めてる褒めてる、
ほら、お代わり注いでやるから。
お前もそれ飲んだら、大人しく寝ろ」


ーー
ーー
ーー


「キッチン行ったらね、
丁度お片付けしてくれててね。
男子会は解散してたみたいだったよ」

「そうですね…、
私達も…すっかり楽しくて
色々な話をしている間に、
こんな時間になってしまいましたし…
就寝時間を超過してしまって居ますね」

もぞもぞと大きな寝袋に
一緒に2人で横になって
無制限調光のランタンだから
丁度いい明るさに調整する

「おやすみ、雅ちゃん」

「ええ、おやすみなさい。みくりちゃん」



こうして…

6月24日の二田での夜は更けて行った






夫婦でおもてなしをしよう!前編




              ー 終 ー

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