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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第27章 イレギュラールーティーン お相手:煉獄杏寿郎


私が彼のそのイレギュラーな行動を
察してそう声を掛けると

にっこりと機嫌が良さそうな
そんな笑顔を彼が浮かべた

「そりゃ、3年以上杏寿郎の
彼女なんてやってますから…。
うーん、だったら
あっちの方がいいかな?」

彼には何か考えのある
行動だって事は
察しがついたのまではいいが…

「流石は…みくりは俺の彼女だな…」

「どうも。それは光栄にございますよ~」

そもそも 彼は背も高くて
顔もいいし 頭もいいし
スポーツも出来るから

大学時代から
モテまくってたんだけど…

そんな彼が 取り立てて
周りがもてはやすほどの
美人でもなければ
モデルの様なスタイルでもなく

まぁ それなりにそこそこの
そんな私を 彼女に選んだ理由が…

彼曰くには
”俺の考えてる事を察してくれるから”で

杏寿郎は頭の回転が速いから
少々説明が足りない時があって

周囲が杏寿郎の考えに
付いていけなくてポカンとしてた時に

1~10の内の
3まで話して10まで飛んだ
彼の話の4~9を私が説明したのが

そもそものきっかけ…

誰も分かってくれる人が居なかったと
彼は大層喜んでくれたのだが

私だって全てが全て
読み切れるって訳でもない

でも何か考えがあるとまでは

何となく 分かったけど

それが…

どんな考えがあるのかとかまでは
読み切れては居ないのだから

今日は杏寿郎が提案して来た

この遊びに

お付き合いをさせて頂きましょうか



外観が花盛りだった
ホテルにしたのは良いけど

内観も花だらけだな……このホテル


置いてあるオブジェとか

ロビーの壁紙とか


部屋を選ぶパネルの前で
何処がいいかと聞かれて

いつもと同じぐらいの
グレードの部屋で

あまり花の主張が激しくない
シンプルな部屋を
みくりが杏寿郎に提案しようとしたら

「えっと…、そうだな…ここに…」

「俺は…、そこよりも
こっちの部屋のがいいんだが?」


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