
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

「あれ?…俺…、前に…どこかで
速水さんと…会ってたり…しましたか?」
その錆兎の態度に
炭治郎が初対面の筈なのに
なんだか不思議な感覚を感じて居て
良く分からないと言いたげな
そんな表情をしながら首を傾げている
「俺の事は、錆兎でいいぞ?
俺も、お前の事は…炭治郎って呼ぶからな」
「え、あ、それは…全然構わないんですが。
どうぞ、錆兎さんの好きに呼んで貰ったら。
それに…このショーは、ブライダルフェアの
一環でもあるので、それをショーに
取り入れる事で、会場に居るお客さんにも
イメージが掴みやすくなりますので」
と…ショーの中の演出として
それを取り入れるメリットを
炭治郎が説明をして来て
「後…、煉獄さんには
煉獄さんにしか出来ない…演出を…
俺からお願いしたいんですが?いいですか?」
炭治郎が杏寿郎には
杏寿郎にしか出来ない演出を
お願いしたいと言って来て
ーー
ーー
ーー
一方 女性側の控室には
先程模擬挙式をしていた
炭治郎の相手役の栗花落カナヲと
今回の件の炭治郎のサポート役として
胡蝶しのぶの姿があって
みくりと月城はカナヲと
これから合流するもう一人と
それからしのぶと一緒に
マリエ・エトウの新作ドレスを着て
ショーに出演する事になっていて
今は…ショーのメインのドレスと…
麻理恵先輩…本人を待っている状態で
先に…それぞれメイクとヘアメイクを
テラスハーバーの人に整えて貰って
「では今の間に、ご説明を致しますね。
今回のショーの流れにつきましては
お手元の方にお配りした
資料の方を目を通して頂けますか?」
そうしのぶが用意をしていた
冊子に会場の見取り図から
それぞれの立ち位置
最初からの全体の流れが書かれていて
部屋の外側から賑やかな足音が
凄い勢いで近付いて来るのが聞こえて
バター―――ンと凄い勢いでドアが開くと
「ごめんなさーい、遅くなっちゃった~。
待ったぁ~?江藤麻理恵到着しましたぁ!
あらあら、皆さんが、今回のモデルさん達?
体形のデータとかは…ちゃんと
あの竈門って子から先に貰ってるから、
そんなに直しは要らないと思ってるんだけど…。
最後まで…誰に着せるか…、
悩んでた…このドレスだけは…
全力で…合わせて…仕上げたいのよね…」
じい~っと麻理恵が
雅の方に視線を向けて来て
