
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

そう言ってみくりが
自分のLINEのトークルームを
杏寿郎に見せて来て
その麻理恵先輩との
トークルームには
ある新作のドレスの画像が送付されていて
あの麻理恵先輩からは
”このドレスにピッタリな
モデルを用意して置いてね♥”とだけあって
もう…流石すぎるほどに安定の
あの…麻理恵先輩らしいLINEだったのだが
「で…だよ…、このドレスに
着られない…、モデルさん…は…
私が知ってる中で…はね…」
「月城さんしか…奥さんには、
思い浮かばなかったって事か…」
「そ、これ…に着られない人って
そんな…中々さ居ないと思うんだよ」
「でも…確かに、
あの注文が多そうな、麻理恵先輩でも
月城さんを見れば、納得して
その上、満足してくれるだろうな…」
奥さんが言うには麻理恵先輩は
前のアクアトピアの
俺達のあの結婚式の時に
自分の新作発表は
是非ともアクアトピアでしたいと
考えて居た様でそれだけ為に
会場を押さえるのは難しいので
だったら一緒にブライダルフェアをしようと
あの館長さんと麻理恵先輩が
相談して決めた今日の話らしく
それでうちの会社に
この話を依頼出来ないかと
話が舞い込んで来た様で
「ドレスの最終調整とかあるからさ
だから、今日の日程もね、
余裕がある感じにして組んだんだよ。
でも、雅ちゃんの方から
アクアトピアに行きたいって
聞いた時はもう、これは天の神様の
采配かと思ったってナイス過ぎるでしょ?」
奥さんとしては天啓でも
受けた様な気分にでもなってそうだが
こうも…都合のいい偶然が…重なるのは
俺と奥さんがここで結婚式をして
それがあのCMになっていて
あのCMを月城さんが見ていて
そして…あの赤いマリエ・エトウの
自信作の灰汁の強いドレスを
俺の奥さんが着こなしてくれて
麻理恵先輩がこの会場で
このジューンブライドの季節に
自分の新作ドレスの発表会を
したいと思ったから…の…
数々の偶然が…今日に重なった結果なのだが
そう言う意味で言えば…
奥さんは相当…な強運の持ち主なのかもな…
「杏寿郎?どうかしたの?
でも私はさ、このドレスはさ
似合うと思うんだよねぇ。
あ、そうだ…私達も
ちゃんとお仕事あるからね?」
「ん?どう言う事だ…俺達にも
この件絡みで、仕事があるのか?」
「だって今日は何の日?」
