第118章 夫婦でIKEAデートする話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「なっ…なんか…、新鮮だったなっ。
何時も一緒に家を出るから、
行ってらっしゃいのキスって…
家の夫婦には…存在して無かったもんな…ッ」
何故かさっき交わした
行ってきますと行ってらっしゃいの
挨拶の様なキスのやり取りに
気恥ずかしくなってしまって居て
今更…何を…照れているんだかと
そうも思わなくもないのだけども
これが…要が産まれたら…
私は要が2歳になるまでは
お休みするつもりでいるから
よしよしと自分のお腹を撫でながら
みくりが自分のお腹に向かって
お腹の中の要に向けて声を掛ける
「要くんが産まれたら、
一緒にパパに行ってらっしゃいのチュー
しようねぇ~、ふふふっ、楽しみだなぁ。
きっとパパ、喜ぶよ~。
お仕事行けな~いって言いそうだね?」
そんな…数か月後には
現実になる予定の
そんな小さな未来を想像してみるだけで
そんな小さな幸せが
当たり前になる…この未来は
どんなに幸せなんだろうって
そんな風に思ってしまって居た
玄関に置いてある
IKEAで買った
クリアスツールが視界に入って来て
「これの違う色も…
可愛いから、買ってもいいなぁ~」
次に行くIKEAは
夫婦でIKEAデートじゃなくて
家族でIKEAでお買い物になるのかなって
そんな事を みくりは考えたりしていた
夫婦でIKEAデートする話
ー 終 ー