第118章 夫婦でIKEAデートする話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「まぁ確かに、田舎の
ローカルなあの中条の雰囲気は
人が沢山来る様になったら、
無くなっちゃうかもね…。
まぁ、私としてはさ…。
杏寿郎が、中条の事をさ…
気に入ってくれて嬉しいけどね?」
「良い所、だろ?なにせ、
環境がいいし、人もいい人ばっかりだしな。
それに、美味い物が沢山あるからな」
「杏寿郎が、来るって
あっちの片山の家の皆、
私が里帰りするって話なのに、
週末に毎週杏寿郎が来るって
そっち喜んでるからね。あの家はさ」
傘のアーチの上から太陽に照らされて
傘の色と形の影が地面に落ちる
「上も綺麗だが、下も良いな」
「うん、そうだね」
風が吹けば その地面の影が揺れる
「こうして見上げると、
傘を吊るしてるだけなんだがな…」
「でも、傘吊るすだけで
人が見に来るんだよ、これがさ」
奥さんが妙にご機嫌なのは
今見てるアンブレラスカイの所為なのか
それとも成瀬さんと一緒に
あのネモフィラパークに作ってる
アンブレラスカイがよっぽどの自信作なのか
その辺りは…今月の…25日になれば
答え合わせをして貰えるんだろうが
「あの2人にも…喜んで貰えるかな?」
「ああ、喜んでもらえると良いな。
この辺りは、去年は良く来たな。
ブライダル関連の仕事が、
丁度この臨海地区に集中してたもんな」
例えばとクリアピアノが置いてある
コンベンションセンターの建物も
この場所から見えていて
テラススイートハーバーにも
ホテルオークラ臨海にも泊ったもんな
ランドマークのタワーが見えるチャペルで
模擬結婚式も…杏寿郎としたなぁ
その時にみくりちゃんと不死川さんと一緒に
あの観覧車のある小さい遊園地で
ゴーカートで一緒に遊んだなって
「あの遊園地で、不死川の所の
彼女と一緒に4人で、遊んだな」
「あそこの、ビルに…さ。結婚式の時、
宇髄さんが、お祝いのメッセージくれたよね?」
「そうだな、この辺りは
俺達夫婦の思い出が多い場所だしな。
まぁ付き合ってた頃に、
あそこの映画館で映画観たな。
まだ時間あるし、映画でも観るか?」
確かに今から映画を1上映観たら
お夕飯を食べるのに丁度いい時間になる
「映画、映画館で観るの久しぶりだね」
臨海地区にある商業施設の中にある
大学時代にもデートで利用した事のある
OSシネマズ神南港で
急遽映画を観る事にして