第118章 夫婦でIKEAデートする話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
とりあえず…今回の目的は…
フロアソファなので…
「奥さん、抱き枕買わないか?
そろそろ横向いて寝たい頃じゃないか?」
「まぁ…、見てもいいけどさ…」
杏寿郎が見に行きたい
ローソファとかフロアソファの
ある方じゃなくて
ビーズクッションとかがある方へ向かって行くから
仕方なくその後をついて行くと
「なぁ、奥さん。
フロアソファだけだと…
床が気になりそうか?」
「だったら、あれ敷いたら?
テントのインナーマット」
「ニトリのインナーマットあったな。
確か、マットが連結出来るから
それを下に敷いて置けばいいな。
マットはあっても邪魔にならないしな」
そう言って何故かフロアソファを
買いに来たのにアウトドアの
アイテムがある所で連結出来るタイプの
インナーマットを3枚買う事にした様だ
「先に下に敷くマット選んで良かったの?」
杏寿郎が言うに…これを3つ繋いだら
横幅が180センチ近くになるから
フロアソファの下に敷くのに丁度いいと
言う事らしいので もう旦那さんの中で
それが想像出来ているのか
予め調べてたのか分からないけど
マットと抱き枕を入れた
カートを押して
目的のフロアソファのあるエリアへと
ニトリの店内を移動して行く
「ニトリの…フロアソファは
こっちのタイプとこのタイプなんだがな?
奥さんとしてはどうだ?どう思う?
イメージとして小さくないか?」
「でもふたりで寝るんでしょ?
ふたりは恋人同士なんだし…
ちょっと狭くてもいいんじゃないの?
それとも、寝る所が狭いと
どうしても密着しちゃうから
そう言う気分になっちゃうかもって事?」
じとっとした視線をみくりが
杏寿郎に向けて来ているから
俺を基準にするなと奥さんは
言いたいのかも知れないが
「そんなの俺だけだとでも、
言いたそうな顔だな、その顔は。
あのなぁ…、奥さん…。
それがダメだって思う場所ほどな。
どこまで許して貰えるかと言うのをな
男は…試したくなるもんだからな…
今日はダメと言われるのは、
言われるので、それもいいって意味だ」
そう言ったら言ったで
奥さんに更に何を言ってるんだと
言いたそうな顔をされてしまったのだが
「うーん、まぁ最悪さ。
それが、難しいって言うんだったらさ。
そっちと、あのソファベッドに
別れて寝て貰えばいいじゃん」