第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
育児休暇の期間は…
延長を申し出れば子供が2歳になるまで
取得する事は…うちの会社では可能だが
奥さんは…成瀬さんとも話をしてる様で
本来の育児休暇として
子供が1歳になるまでは
今の会社に籍を置いたままになるが
その先は成瀬さんの会社に
非正規雇用の社員として
雇用して貰う事になっているらしく
中条市に建てる家で…
成瀬さんが用意したベビーシッターが
奥さんがリモートで仕事してる間は
対応をしてくれる様に
調整を付けてくれるらしく…
子供が2歳になるまでの約1年間は
その形式で雇ってもらうつもりと
奥さんは言っていたのだが…
そんな事をしてる間に…
2人目を作ろうかって
そんな時期になりそうな気がするが…
まぁ…成瀬さんからすれば
みくりを中条市に住ませる事が出来るし
自分の会社にも取り込めるんだから
念願叶った…訳になる訳だし…
奥さんに…はどんな条件を…示したのか
その辺りも…気になるが…
「なぁ、奥さん…成瀬さんは
君に対しては…どんな条件を出したんだ?
今の給料の倍とかそんなのか?」
「住宅補助に月6万くれるってさ」
「は?何で6万なんだ?」
「え?残りは…自分達で払うから…だけど?」
「あの人なら、家…くれるって
言いそうな気がするが、
家のローンは、払うって言ったんだろう?」
いや…5000万の家…をって
本当に考えてるなら…
月の返済額は13万程度になるから
奥さん的にはその13万の中の
半額を成瀬さんに負担して貰えば
あの人が家をタダでって
こっちに押し付けようともしないから
5000万円のお家が
実質2500万だからお得だよね的な
そんなノリ…なのだろうが…
「成瀬さんに…助けて貰わずとも…
俺の…給料でも…払えるぞ?」
決してうちの会社が
給料が薄給って事は無いが
あの人が…やる事だからな…
出して来る条件がえげつないしな…割と
まぁ…俺にそれだけの価値を…
見出して貰ってるならいいだが
「あ、見て見て。杏寿郎。
これ、沖縄のご当地ぷっちょ。
あのふたりにお土産にしようかな?」
奥さんがあの2人と言ってるのは
あの片山の家の奥さんに似てる
双子のいとこの事なのだが
「ご当地ハイチュウもあるぞ?
両方、渡したらどうだ?」
「お土産多すぎッて、言われそうだけどね~」