第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
朝食を済ませて
ホテルをチェックアウトすると
那覇空港からほど近い場所にある
レンタカーの営業所まで
途中で満タン給油にして返却する為に
ガソリンスタンドへ寄ってから向かって
旅行中借りていたレンタカーを返却すると
営業所の送迎車で那覇空港まで送迎して貰って
航空会社の受付カウンターの所で
大きな荷物になるキャリーバックを預けて
那覇空港の中で最後に
お土産の買い忘れがないか
買い物をしようと
杏寿郎が言って来て
「でも…、買ったお土産はどうするの?」
「ビニールバックみたいなの
売ってるだろ?機内持ち込みのサイズのが。
ああ、そうだった。言い忘れる所だった。
奥さんは、明日は家で
一日ゆっくりしてくれてたらいいぞ?」
「え?どう言う事?」
杏寿郎が言うには
どうせ6月末には
私は産休に入るので
今月と来月の内に有休を
できるだけ消化して欲しいと
総務から打診があったらしいのだが
どうして 私の有給の話なのに
本人である私にではなくて
主人である 杏寿郎に総務の人は…
話をするんだろうなって…思うんだけど
「奥さんに言っても、
そのまま誤魔化されて、有給
取らないで産休に入るだろうからって、
総務の人が、言ってたからな」
そう杏寿郎が言って来て
総務の人は…私に話をしても
私がどうせ有休取らないだろうからって
その…行動が読めているのか…
私ではなく旦那さんに話したのだそうで
それは…良いのか…悪いのかと
疑問に感じつつも…
もうそろそろ…沢渡係長には…
育児休暇…のまま退職するって事は
話をしないとなって思う
「そう言えば…の話だが…、
もうコロナの制限も実質解除された様な
感じの部分もあるから、
奥さんが…産休に入る前に、
部署の飲み会をしたいって…
奥さんの所の…沢渡係長が言ってたぞ?
もう、沢渡係長に…退職するって話はしたのか?」
杏寿郎の問いに
みくりが自分の首を振って
まだ話してないと言う意味なのだろうが
あの…沢渡係長の感じだと
コロナが解禁になったから
部署の慰労会をとかって感じって言うよりは
奥さんの送別会…的な…ニュアンスが
話してる中にも…何となくにはあったが…
「でも…、沢渡係長は…見て無い様でさ、
そう言う所、しっかり見てる人だから…
まだ、話してないけど、知ってる…のかも…ね」