第117章 ２回目のハネムーンは…　後編　お相手：煉獄杏寿郎現パロ

「運が良かったな、今日は土曜日だし
ここの駐車場はそんなに台数が
とめられないから。近くの
別の駐車場に車を置いて
ここまで歩かないとダメかと思ったが」

「それはそれで、首里散歩が出来て
良かったかも知れないけどね？
首里城の周辺って、確か
石畳の綺麗な、大きなアカギの木がある
ぶらぶらするのに丁度いい道が無かった？」

首里城の周辺には
てくてくと散歩をするのに
丁度いい石畳の
首里金城町石畳道があって

この首里金城町石畳道と言うのは
現存する最古の琉球王国時代の古道で

今から約５００年前に首里と那覇を結ぶ
主要道として整備された物で
当時のままの姿で現存しているのだそうだ

首里金城の大アカギがあり
樹齢２００年以上の大アカギは
国の天然記念物に指定されている

車を停める場所によっては
この首里金城町の石畳道の
散策に便利な駐車場もあるし
首里城の近くの沖縄そばの
有名店である首里そばへの
アクセスが抜群の駐車場もある

首里城公園には無料エリアと
首里城のある有料エリアがあり
駐車場のある建物を出ると
なだらかに続く坂を上って行く

首里城公園の入り口とも呼べる
守礼門が目の前に現れて

中国の牌楼形式で作られた門は
沖縄らしい赤瓦の屋根が
２層になった作りになっている

守礼門をくぐって先に進むと
園比屋武御嶽石門
（そのひゃんうたきいしもん）

門とは名前がついているが
その門の向こう側にある
御嶽を拝礼する為の物だ

石の壁で周囲を囲まれているが
園比屋武御嶽石門の向こうがわは
鬱蒼と茂る木々が見え言えて
世界遺産にも登録されている場所

その場所から
歩いて２分程の場所に

石段が伸びていて

その階段を昇り切った先に

赤いやぐらが特徴的な
瑞泉門が見えている

この階段を少し上って
階段の途中から
瑞泉門を見上げると

青空と…赤い門と白い雲の
３色のコントラストが美しい景色だ

「杏寿郎、写真、ここで撮ろうよ」

「こんな、階段の…途中でか？」

みくりがここで一緒に
写真を撮りたいと言うので
奥さんの旦那さんである俺は
奥さんのお望みを叶える事にして

記念写真を数枚撮っていると
通りがかった老夫婦が
撮りましょうかと声を掛けて来て下さって

お言葉に甘えて　
２人で瑞泉門をバックにして
夫婦で並んで　一枚撮って貰った