第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
2023年5月13日
杏寿郎からは明日の
午後1の飛行機で那覇を飛び立つと聞いたので
明日は那覇空港で
色々見て回ろうと言ってたから
実質沖縄観光も 今日が最終日だ
朝食はフロントの隣のカフェで
バイキングではなくて
5種類のモーニングプレートから
選べるらしいのだが…
私は美味しそうだったので
フレンチトーストにしたんだけど
杏寿郎はピザトーストとクロックムッシュと
パンのセットの3種類を注文していて
確かにこの量では…杏寿郎には
物足りないかもなぁと思いつつ
たっぷりの生クリームと
イチゴゴロゴロのジャムの
フレンチトーストは美味しかったのだが
「さて、食べたら、南部の観光に出るか」
朝食を済ませて チェックアウトをすると
ホテルの駐車場に置いていた
レンタカーに荷物を積み込んで
ホテルを出発したのだが
「ねぇ、杏寿郎、どこに行くの?」
南部の観光と言っても…
瀬長嶋ウミカジテラスには行ったし
DMMかりゆし水族館にも
おきなわワールドにも行ったんだから
南部にある…観光地と言うと
どうしても…戦争と関連する観光地が多い
「行って楽しいか…は、さておいて
日本人として、一生に一度くらいは
行っておくべき場所だろうからな。
俺は…高校の修学旅行が
沖縄だった…口だからな、
まぁ、2回目ではあるんだが…」
「私も…2回目だよ…。
ひめゆりの塔でさ、私的に、
ちょっと気になってた事あったし、
行けるんだったら、丁度良かったよ」
「ん…、そうか…。
まぁ、奥さんなら…
そう言ってくれると思ったがな」
今日の行先に…関して
奥さんは…丁度良かったと言って居て
奥さんには奥さんの中で
この沖縄のひめゆりの塔での出来事に対して
思う事がある様で…
何年か越しのその何かを…
消化したい…気持ちがある様だった
「丁度、良かったのか?」
何が丁度良かったのかと
杏寿郎がこちらに尋ねて来て
「ああ、丁度良かったの事?
ひめゆりの塔の、入口でさ…
献花台に備えるお花が売ってるんだよ。
駐車場に車停めたら、入口で
お花売ってるからさ、買うでしょ?
で、そのまま進んだら、ひめゆりの塔じゃない
沢山お花が、供えてある訳じゃん?
だったら、素直にお供えする訳よ」
「それの何が問題なんだ?
献花する為の花を買って、
献花台に献花したんだろ?」