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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第25章 みじかいおはなし  ※裏なし  お相手:色々


うとうとと心地のいい
眠りの世界に包まれていると

よしよしと優しく
私の頭を撫でる手の気配を感じて

みくりがぼんやりと瞼を開いた

ぼやけた視界に
にこにこと笑顔を称えた

恋人の炭治郎の姿が映った

ああ やっぱり
炭治郎の笑顔…好きだなぁって

でも ある事に気が付いた

どうして 私は
彼の顔を下から見上げていて

どうして 私の頭の下に
彼の足があって…
どう考えても
これは膝枕をされている…よね?

そっと その恋人の頬に触れてみる

温かい どうやらこれは現実の様だ

「炭治郎…、どうしてここに?」

「みくり。まだ寝ぼけてるのか?」

彼のその言葉に 
私の記憶が一気に蘇って来て

そうか 思い出した

私が中庭で洗濯物を取り込んでいる時に
炭治郎が仕事を終えて 遊びに来てくれて

ちょっとだけ…って思って
彼とここの木陰で話してる内に…

知らず知らずのうちに眠ってしまってたんだ

「アオイさんから、聞いた。
この頃、忙しかったんだって。
みくり。まだ…、休んでていいぞ?」

「え。でも…洗濯物…畳まないと…」

あれと炭治郎が縁側の方を指さした

その先をみくりが見ると
すでにきちんと畳まれた洗濯物があって

起こしていた身体を
ぐいぐいと炭治郎の膝の上で
休む様に倒されてしまって

「休める時に、休む。休息も大事だぞ?
それに…みくりが倒れたら、
その方が大変だからな」

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