第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ケーキは中で2人でゆっくりどうぞと
会場のセッティングをしてくれた
男性5人組に言われて
私達がケーキを食べている間に
お庭のお片づけをしてくれる様なので
ありがたく…そのまま
一緒に中に入らせて貰って
リビングのソファに一緒に座って
ヴィラの中のランタンを眺めながら
ゆっくりケーキを頂いて
2段のケーキは大きかったので
明日の朝ご飯に残りはする事にして
「それにしても…参ったな…」
ボスッとそのまま
杏寿郎がソファの背もたれに
身体を預けて沈み込むと
ズルズルと…そのまま崩れていって
「どうしたの?…ご飯が
美味しかったから泡盛…飲み過ぎちゃった?」
「いや、…泡盛も…結構…
飲んだには…飲んだんだが…ッ
まさか…奥さんに…
バースデーケーキ用意されてしまうとはな」
「だってぇ、プレゼント要らないって
言われてもさぁ?なんかしたいじゃない?
やっぱりさ、杏寿郎の誕生日なんだもん」
おいでおいでとその崩れた姿勢のままで
杏寿郎が手招きをして来るから
その崩れて座っている
杏寿郎の身体にもたれ掛る様にして
みくりが寄り添って横になると
よしよしと杏寿郎の手が
みくりの頭を撫でて来て
「だったら…、お祝いして貰いついでに…
奥さんからのキスでも…、
俺は…奥さんに強請っても…いい訳か?」
杏寿郎がそう…私の方から
キスをして欲しいと言って来て
「……いいよ…、キス…しても…」
キシ…とソファの上で
体勢を整えると軋んで音を小さく立てて
自分がキスを…杏寿郎に
しやすい場所に移動すると
ちゅぅ…と杏寿郎の額にキスをして
自分の頬を杏寿郎の頬に合わせて
すりすりと擦り合わせて
みくりが杏寿郎に頬擦りをする
自分の顔の向きを変えると
ちゅ…ちゅ…っと場所を変えながら
杏寿郎の頬にキスを順番にして行って
「杏寿郎…、お誕生日…おめでとう…」
そう耳元で囁き掛ける様にして言うと
そのまま杏寿郎の耳にも
丁寧にみくりがキスをして行く
「こっち……にも、
奥さんからのキスを、
してくれ…ないか?奥さん」
そう言ってキスを杏寿郎に
唇にして欲しいと言われてしまって
「んっ…、杏寿郎…、んっ、…んっ」
自分の唇を杏寿郎の唇に重ねて
そのまま位置をずらしながら
唇の全体にキスを丁寧にして行く
「…みくり」