第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
シャコガイと言えば 海の中で
ダイバーの足を挟む
怖い貝ってイメージしかないけど
シャコガイが…こんなに美味しいんだって
言うのも知らなかったし
見るのは貝殻だけで
その身も白だと思ってたから
あんなにカラフルな色をしてるのも…
知らなかったし そもそも食べられるのも
全部みくりからすれば 意外だったのだが
「美味いな…シャコガイ…」
「うん、美味しいね。シャコガイ」
杏寿郎が食前酒にと
バーテンダーが提供してくれた
シークワーサーをちょっと加えた
ギムレットを飲みながら
シャコガイのお刺身を食べていて
シャコガイのお刺身に添えてくれていた
モズク酢と海ぶどうも楽しんで
島ラッキョウを肴にしつつ
オリオンビールを杏寿郎が飲んでいたのだが
『どうぞ、こちらは
シャコガイの握りになります…』
今度はシャコガイを生と炙りの
お寿司にしてくれて提供してくれて
炙りにした時の香ばしさが
加わったシャコガイも美味しかった
その後は沖縄で養殖が盛んな
車エビのお寿司を握ってくれて
オリーブオイルに沖縄のお塩を加えた
オイル塩で頂いたのだが
これが…また…イタリアンの様で
新しい感じのお寿司で美味しかった
「美味いッ、寿司は醤油の
イメージがするが、…美味いな…」
食事をしている内に
すっかり暗くなって居て
ランタンの灯りが庭を照らして居て
「何とも…成瀬さん…らしい感じの、
お誕生日のお祝いの仕方だね…」
その後には…石垣牛の握りも出て来て
お肉の油が舌の温度で蕩けて
これまた…悶絶するレベルで美味しくて
「んん~んっ、美味しいぃ~」
「美味いな…これは…」
沖縄の食材には沖縄の泡盛をと
泡盛のシークワーサー割を
バーテンダーに勧められて
美味しい料理についつい
酒もペース良く進んでいたのだが
お寿司を頂いている間にグリルで
焼いて居る方も…大分焼けて来た様で
ウシエビの塩焼きも
夜光貝のつぼ焼きも美味しくて
それから 石垣牛のローストビーフと
沖縄の高級魚である
アカジンのアクアパッツァが出て来て
この…アクアパッツァが
絶品過ぎるほどに絶品だったのだが
『こちらは、
やんばるハーブ鶏のグリルでございます』
沖縄のお魚やお肉だけでなく
地元のブランド鶏のグリルも出て来て
その後にはアメリカでは
定番の料理である