第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
青い海と青い空の間を
突き抜けるようにして走る
瀬底島へと繋がる橋は
走っているだけでテンションが上がって来る
「杏寿郎~、私も…自分の
運転で…ここ走りたいぃいいッ」
瀬底島は本島から橋を渡って行ける
お手柄にすぐに行くことが出来る
離島のひとつで
島には手つかずな自然な姿のビーチと
お洒落なカフェが数軒ある
1周8キロの大きさで
人口800人ほどの島だ
島に繋がっている橋の下には
真っ白の砂浜が見えていて
海でシュノーケリングをしてる人の姿もある
「見てッ見て、杏寿郎…!
シュノーケリングしてる人が居るっ。
いいなぁ~、シュノーケリング。
この綺麗な海でシュノーケリングしたいなぁ~」
「ここのビーチのマリンショップは
小さな子供連れでも、2歳からなら
対応してくれるらしいからな。
要が生まれて、2歳になったら。
ここの海でシュノーケリングしに来るか?」
何でそんな事を知ってるのかと
杏寿郎の話を聞いてみると
この瀬底島のビーチでシュノーケリングを
するつもりにしていた様で
私が…妊娠中だから対応はできませんと
それはお断りをされてしまったらしいのだけど
恩納村(おんなそん)にある
沖縄と言えばの聖地的な
ダイビングスポットである
青の洞窟のツアーしてるマリンショップにも
問い合わせとかしてくれたみたいだったんだけど
シュノーケリングもダイビングも
妊娠中は体験できませんとの回答だった様で
「俺としては…な、沖縄の海で
パラセーリングしたかったんだがな。
水無瀬島でパラセーリングした時に
沖縄でしたいなって話…しただろう?」
新婚旅行で水無瀬島で杏寿郎と
パラセーリングをした時に
沖縄でもパラセーリングしたいなって話を
杏寿郎としたのを実現してくれようと
していた…様だったのだが
流石に…身重の身体では…
私がいいよって言われたとしても
こっちからお断り…したいもんな実際
「だから、今は…ドライブだけだがな。
ちょっと、ビーチの散歩でもするか?
今日は、この後は美ら海水族館に
行くだけのつもりにしてるし…。
すぐ近くにホテルも取ってあるからな」
今回の沖縄旅行はプランに余裕を持って
観光を詰め込み過ぎないでって
杏寿郎言ってたもんな
「急ぐ旅でもないしな…、行くか?海」
橋を渡った場所にある…アンチ浜は
手つかずのままの自然の姿で