第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
2023年 5月10日
結局…あの後…もう1回してしまって
そのまま…気が付いたら朝になっていた
「んんっ、…朝?おはよ…、杏寿郎」
「ああ、おはよう…、みくり」
そう言ってごそごそと
こっちの身体を杏寿郎がまさぐって来る
その手を自分の身体から引き剥がす
「する…時間…あるの?今から…」
「良いだろう?慌てる旅行でも無いんだ…し」
そう言いながら杏寿郎がもぞもぞと
布団の中に潜り込んで行って
胸の先の突起を舌で転がされてしまう
「んあ、ん、…もう…っ」
「朝食の前に…、朝の奥さんを
俺としては…頂きたいがな…」
結局そのまま…良い様に?
杏寿郎にされて抱かれてしまって
シャワーを浴びて用意をして
キャリーバックの中から
今日着る服をベッドの上に
みくりが用意をしていると
「ああ、奥さん。
その服は戻してくれないか。
今日は、これを…奥さんに着て欲しいんだ」
そう言って杏寿郎が
その手に持っている袋をこっちに渡して来て
「杏寿郎…、これは?」
「開けてみてくれ、見たら分かるからな」
カサカサとそのラッピングされている
袋を開いて中身を出すと
その中から出て来たのは
1枚のワンピースだった
それも…ただのワンピースじゃなくて
かりゆしウエアのワンピースで
最初の日に国際通りの商店街で
私が杏寿郎にって選んだ
あのコーラルリーフの絵柄のかりゆしウエアと
お揃いの同じ布地を使ったワンピースで
「杏寿郎っ、これっ…」
「ああ、かりゆしウエアは
形はちょっと、
男性用と女性用は違っていても、
同じ布地を使ってるのが多いからな。
シャツタイプのかりゆしは今は
奥さんは着れなくても、
ワンピースになってるタイプなら…と思ってな」
「それで、これ…買ってくれてたの?
ああ、だから…あのお店の店員さんが、
杏寿郎の事を、
素敵な旦那さんって言ってたのか…」
言われた時には意味が分からかったけど
それが今になって意味が分かって
私が…お揃いのペアウォッチを
誕生日プレゼントに用意した様にして
杏寿郎もこっそりと
ペアルック…のかりゆしを用意してて
何だかんだ言って
似たもの夫婦…だなって思うと
「あははっ、考えてる事一緒じゃん」
「そうだな、似たもの夫婦だったな」
「だったら、お似合いじゃん」
「だな」