第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
自分の方に向かって
何も言わずに頷いた月城に
みくりも何も言わずに
うん…っと頷き返して
アナウンスがホームに流れて
ドアが閉まると
ホームで手を振ってくれている2人に
ドアの窓から手を振って
しばらくそのままデッキで
窓の外を眺めていたみくりに
席に移動しようと声を掛けて
帰りの新幹線は不死川が
それぞれ分かれて乗れる様に
2つ並びの席を3列で
座席を確保してくれていたから
気を遣って
荷物は甘露寺が運んでくれていた様で
自分達の席に座ると
杏寿郎が黙ったままの
自分の隣のみくりの方に
ちらっと視線を向けると
その横顔は…どこか
物悲し気に見えなくもないか…と
声を掛けるかどうするか
思案していたのだが
次の停車駅である小倉に着く頃には
普通に話をし始めていたので
それはそれで安心したのだが
「楽しみ、だね?6月。
どこに案内しようかな?
やっぱり、神南港市かな?
中華街もあるし、クインテットで
クルージングも良いよね?」
今 博多駅で別れたばかりなのに
もう 6月の話をみくりがしていて
「やっぱり、夜は…神南港の夜景が見える
日高山にも、案内したいしな。
ああ、神南港タワーもあるにはあるが…」
「でも、前にあの辺りで
アンブレラスカイしてたよね?
……楽しかった…ね、杏寿郎」
そう地元の話をしていた途中で
みくりがそう言って来て
「また、皆で九州行きましょ?
今度の時は、産まれてくる子も一緒にね?」
「その頃になりゃ…、お前のトコとか
俺のトコが…今の、みくりみてぇに
なってんかも知れねぇがなァ…」
蜜璃がその言葉に返す様にして言って来て
それに不死川が続ける
「子連れ…でも楽しめるプランを、
考えるのも悪くないか」
「私も私もっ!また行きたいっ。
皆で旅行、楽しかったもんっ」
更に伊黒の言葉にみくりがそう続けて
「よしっ!なら、来年も行くか、6人で!」
…と 杏寿郎が言ったので
1年後に…また…
このメンバーに+要ちゃんと
九州旅行が決定して…しまって居て
来年も… 九州で…
会う その日まで…
ありがとう 九州
また… お邪魔させて貰います
九州に行ってきました! その3
ー 終 ー