第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
胸の先でイってしまうと
胸の先の部分が
何倍にも感じて気持ち良くなってしまうし
別の場所でイった後に全身が
感じ易くなる時よりも胸の先の部分の
感じ易さのレベルが…全然違うから
胸の先でイカせてとお願いしたのに
一度そこでイったら
しつこくそこでイカされてしまうが
それでもそうして欲しいのかと
杏寿郎に確認を取られてしまって
「んやぁあぁっ、ダメッ、
んんっ、先ばっかりぃで…、何度もは
あぁんっ、ダメッ、…んはぁあぁん」
「ん?ダメなのか?
だったら、ずっと…そっちも疼いたままで
イケないままになるが、いいんだな?」
胸の先の部分に集まってる熱も
下の身体の芯を疼かせている熱も
拗らせて募らせたままで
解放されないままだと
杏寿郎が言って来て
胸の先…で感じる絶頂は…
クリトリスで感じる絶頂とも
中の手前で感じる絶頂とも違う
深い深い大きな波が
全身を走り抜ける様な
強烈でありながらも
クリトリスのもたらすそれとは違って
その深い大きな波がずっと身体に余韻を残すから
蕩ける様な快感に飲まれたままになる
その全身がとろっとろに
蕩ける様な快感を
何度も味わいたくないかと
そんな恐ろしい様な悪魔のささやきを
私の旦那さんは私にして来ていて
それを拒むと
今の持て余している熱を
その身体に拗らせるままになるだけだと
それも受け入れて感じるままに
与えられればいいと言われてしまって
そうなる…のを 想像してしまって
ぞくぞくっと自分の背筋が震える
「イキたく…ないのか?みくり」
イキたくないのかと
杏寿郎に尋ねられてしまって
自分の中に拗らせている熱を…
どうにかして欲しいが…
その後の天国と地獄を同時に与えられる様な
そんな責め苦の様な快感に漬け込まれる
自分の未来しか想像が出来なくて
「……やぁ…、ダメぇ…んんっ」
「まぁ、なら…そうならない様に…
このまま、我慢にするつもりか?」
そう言いながら杏寿郎が
楽しそうに笑っていて
私がその快楽に抗うのなら
それも彼は楽しむつもりの様だ
「君が、そう言うなら…
その意地をいつまで張り続けられるか…。
俺は、見学させて貰う事にするとしよう」
そう言って手の平を胸の先の突起に
ほんの僅かに触れる程度に杏寿郎が当てて来て
びくっとみくりが身体を跳ねさせる