第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
2023年3月17日
22時16分
今年のホワイトデーは…
去年のホワイトデーと同じ様に
杏寿郎のプランニングした
ミステリーツアーみたいな旅行になるから
私が好きそうな
マイナースポットに連れて行ってくれる
…らしい…と言う
それ以外の情報は全くなくて
とりあえず 今の段階で
分かっている事は
成瀬さんに甘えて置けばいいと言う
杏寿郎が戌の日に安産祈願に
行った日に言っていたあの言葉で
行先は…大体 分かっているんだけど
明日からの2泊3日の旅行の
荷物をキャリーバックに用意して
旅行と言っても県内…に
お泊りでお出かけをしたりしてたから
旅行だと言われたら旅行だけど
旅行に行こうと言う位だから
県内ではなくて県外に行くつもりに
杏寿郎はしてるんだと思うんだよね
成瀬さんに甘える…だから
宿泊先は県外にある
成瀬さんが経営してる所だろうから
来月は来月で九州旅行の予定だし
安定期に入って初めての旅行だから
県外と言っても近場の旅行なんじゃないかって
そんな風に行先を考えていて
そう思うと 隣の県…とか辺りが
妥当な行先なんじゃないかって
そんな風に思って居るんだけど
前に話した事がある
行ってみたいなって場所は
大阪の箕面の滝とか
それこそ広島の宮島とか
鳥取砂丘と砂の美術館…
後は近場で…旅行気分…なら京都とか
京都と言えば天橋立の話を…
した事があった気がする…
明日は8時前には家を出ると
杏寿郎が言っていたから
「みくり、明日の用意できたのか?」
「うん、出来たよ。杏寿郎。
後はねぇ、明日、お化粧品とか入れるだけ」
「旅行らしい、旅行も久しぶりだな…。
白浜に行った時以来か」
「近場でお泊りのお出かけなら、
してたから旅行って言う括りにすると
白浜の時以来だね、確かに。
って、杏寿郎は、用意したの?」
「俺は明日の朝で良い。
君と違って、俺は。
大荷物にもならないからな」
そう言って まだ準備もしてないのに
用意をしている みくりを尻目にして
その隣を通り過ぎて 杏寿郎が
先にベッドに上がって ベッドの上で
スマートフォンで電子書籍を読み始めて
まったりと寛いでいるから
「用意、出来たんだろ?みくり。
出来てるんだったら、こっち来ないのか?」