第103章 ある夫婦の3月のお話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
2月の25日には
杏寿郎と一緒に健診に行って
妊娠の経過も順調と先生からも
お墨付きを頂いて
旅行の方も スケジュールを
詰め込み過ぎないならいいよ~っと
許可を貰ったので 4月には
福岡に蜜璃ちゃんと伊黒さん
不死川さんとみくりちゃんも一緒に
6人で旅行をする事になって居て
奏さんの妹の雅さんにも
会える予定になってるから
今から来月が楽しみだったりする
2月の27日には
杏寿郎と一緒に中条市の担当者との
(担当者が西井君だったのは驚いたが)
打ち合わせに行ったんだけど
丸々1日の出張の扱いになっていて
杏寿郎がこれは成瀬さんの策略だって
言ってたけど…本社に買収するって
本当に圧を掛けてるんじゃないかって
私もそろそろ疑い出してるんだけども
この前に1憶の家は要らないって
言ったばっかりだったのに
本当に5000万くらいの予算で
図面を用意してたから
杏寿郎は成瀬さんの考えてる事
分り過ぎじゃないかって思ってしまって居た
3日のひなまつりの日には
ちらし寿司とハマグリのお吸い物をして
ホタルイカと菜の花のアヒージョを作って
2人でひなまつりをお祝いして
そして今日は
2023年の3月の5日の日曜日で
私が妊娠5ヶ月を迎えてからの
初めての戌の日になるし
丁度日曜日だから
私の両親も杏寿郎の両親も都合がつくからと
私のお母さんが妙に張り切っちゃって
杏寿郎の両親と話しも付けちゃったみたいで
とりあえず
腹帯は用意しなくてもいいよって
お母さんが言ってたから甘えるとして
「杏寿郎、初穂料って書いてくれる?」
こっちでは初穂料を用意して置いてと
お母さんが言ってたので
のし袋は金曜日の仕事の帰りに
100均ではなくて文房具屋に寄って
ちょっといい感じののし袋を用意しておいたし
はいと杏寿郎に毛筆の筆ペンと
用意したのし袋に挟む紙を渡した
「俺が書くのか?それは別に構わないが。
君も書道段持ちじゃなかったか?」
「えー?それ位してくれてもいいじゃん。
その中身は綺麗な諭吉さん用意したもん」
「その言い方だと、普段の諭吉さんが
汚い諭吉さんみたいで、誤解を招くぞ?」
「ええっと、じゃあ、
皺ひとつない諭吉さん?」
そうみくりが言い方を改めて来て
「それはそれで、普段の諭吉さんが
皺くちゃみたいな言い方じゃないか?」