第92章 年末年始のお話 年始編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「杏寿郎…、
ひげ茶…美味しいね…」
「そうだな、美味いな」
この季節は常温にしてても
出したままのお茶は冷えているから
奥さんにはカフェインが無いコーン茶に
サーバーのお湯で良い位にしたのを飲ませてる
本人はほうじ茶が飲みたいと言っているが
少ないが入ってるから麦茶かコーン茶や
ルイボスティーを飲ませている
「おばあちゃんがね、
中条産の黒豆茶送ってくれたの。
黒豆茶もノンカフェインなんだって…さ」
「今度は俺が…奥さんの身体を
オイルマッサージでもするか?
足がむくみやすくなるんだろう?」
「今は…感じないけどね、
お腹が大きくなって来たら…。
鼠経の血管を圧迫して、
下半身の血の流れが悪くなるからなんだって」
「じゃあ、全集中の呼吸を使って…
その部分の流れが滞らない様にすればいいだろう?」
そう余り何も考えずに
思ったままに言ってしまって居て
言ってからハッとしてしまったが
「杏寿郎が…前に、言ってたやつ?
呼吸を極めれば…出来る事が増えるって」
空になったコップを
みくりがベッドサイドテーブルに
置いていたトレーの上に置いて
そう杏寿郎に対して問い返して来て
「あの時の俺は…酷い男だっただろう?
自分の我が儘で、君をあの世界に
鬼殺隊に引き留めたんだからな」
「今は、ただの立派な変態だけどね?
あの頃の杏寿郎も、今の杏寿郎も…。
私は私だし、一緒だよ?私が…、
杏寿郎の事が…好きだって事は一緒。
そりゃ…、赤ちゃんはさ。
あの時の…あの子だったらいいのになって
それはね、私だって思うよ?」
ギュウウウッと痛い位の力で
杏寿郎の腕に抱き締められてしまって
ぽんぽんとみくりが
杏寿郎の背中を叩いて来て
「大丈夫…だよ、杏寿郎…。
その子だったとしても、あの時の
あの子じゃ無かったとしても。
杏寿郎と私との赤ちゃんなんだもん一緒だよ?」
「ああ、そうだな…」
「しんみりしちゃって…、
そっちも大人しくなっちゃった?感じ?」
杏寿郎が布団を捲って
その中に入る様に促して来て
その捲って貰った中に収まると
杏寿郎が全裸になってその中に入って来て
「しばらくの間…、裸のままで。
奥さんの事を…感じて居たいんだが?」
そう言いながら布団の中で
着ていた下着を脱がされてしまって
お互いの肌を合わせて抱き合う