第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
インターフォンが鳴って 目が醒めて
玄関に向かうと 配達員の人が
ドアモニターの向こうに見えて
私宛の荷物が届いて居ると言う事で
すぐに成瀬さんが送ってくれた
伊勢海老だと気が付いたのだが
冷凍のをと聞いていたのに
冷蔵便も一緒に届いて
今は 2つ…大きな発泡スチロールの箱が
リビングのテーブルの上にあって
「とりあえず…、中身見て…考えようかな?」
その中身を開封して確かめたのだが
その場でその中身を撮影して
お礼のLINEを成瀬さんにして
杏寿郎にもその画像を送付して
早く一緒にこれを食べようねと
その画像に添えて送った
まぁ まだ15時なんだし
ゆっくり用意しても知れてる
年末だし 冷凍庫の中の
中途半端に残ったお肉とかも
ついでに整理をしてしまおう
ーーー
ーー
ー
仕事中なはずなのに
みくりからLINEが届いて
そう言えば…
また 近い内に 平日に市役所に行って
母子手帳を貰って来るとは言って居たから
その為に今日は休んだんだろうなと
杏寿郎はみくりからのLINEを見て
そんな風に思いながら返事を返した
去年のクリスマスの時に
イブとクリスマスを2人で祝った
その時に俺が冗談交じりに
23日である イブイブの今日も
祝えばいいと言ったから
みくりがそのつもりで
用意をしてくれているのだろうが
今年のクリスマスは
去年のクリスマスの時の様に
人の残業を代わりにするつもりも無い
あの時のクリスマスで
三田森も好きだと思ってた相手と
いい仲になれたと喜んでいたし
俺に残業のご褒美に
ホテルのクリスマスプランの
宿泊券をくれた木崎先輩も
あの後に出来た彼女と上手く行って居るらしく
秋ぐらいに結婚式を挙げると言って居たので
自分達の結婚式には俺達夫婦にも
是非来て欲しいと言って居たので
その頃には 子供も生まれているから
式だけでも 夫婦で出席できたらとは
俺自身も考えているのだが
「よお、煉獄。噂で聞いたんだけど。
奥さん、おめでたなんだろう?」
そう木崎が杏寿郎に対して
声を掛けて来て
「噂になるほどの事です…かね?」
「お前の所、夫婦仲いいだろう?
毎晩しまくってそうだから、
子供も、割とすぐ出来そうなのに
何で出来ないんだろう?って、
言ってる人、割と居たけどな?」