第88章 今年のクリスマスは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
2022年12月17日
すっかり寒さが身に染みる程になって
町のあちこちからクリスマスソングが聞こえる
妊娠検査薬では陽性が出たが
産婦人科の受診は6週になってからと
みくりが言って居たので
今日は一緒に家から歩いて行ける距離にある
産婦人科に受診を受けに来ていて
受付で貰った問診票にみくりが
記入を済ませるとある物を一緒に
受付の人に渡していて
「なぁ、今、何か渡してなかったか?」
「ああ、あれ?あれはねDVD+Rだよ?
エコーの動画を検診の度に追加して
お家で見れる様にしてくれるんだって。
ここのHPに持参して下さいって
書いてあったから、Joshinで買って来たんだよ」
これの動画をスマートフォンに
パソコンから送れば
エコーの画像を両親にも送れるしねと
みくりが杏寿郎に言って来て
診察を受けるのを待っている間に
みくりが色々と荒木さんに
妊娠したらする事を聞いていた様で
「でね、今日ね、心拍が確認できたら。
母子手帳貰いに行くんだってさ。
その時に市から、妊婦検診の補助券を
貰えるから。その補助券を使ったら
基本的にお金は妊婦検診には要らないだってさ」
更に 里帰り分娩をする場合は
分娩先の産婦人科に分娩の予約をして
こっちの検診を受けている方の病院からの
紹介状を用意して貰う必要があるのだと聞いたらしい
「確かに、こっちに用意する物もあるが
あっちの片山の家にベッドやら
用意する必要があるもんな、そうなると」
「そうそう、すぐにあっちで
赤ちゃんとの生活を始められる様にしないとね。
杏寿郎…どうかしたの?」
「いつから、あっちの家に世話になるんだ?」
みくりがそこまで考えて無かったのか
予定日よりは少し余裕を持って早めにと
言いながらスマートフォンで時期を検索していて
「妊娠30週から34週には、実家に
戻った方がいいみたいだけどね?
って事は…妊娠9ヶ月目には
中条に戻った方が良いって事だよね」
「出産前から、出産後の
1ヶ月世話になるんだろう?
あっちの家にはそのお礼と言うか…、
生活費と言うか手間賃と言うか…は、
ある程度は払った方が良いだろうな」
「現金の方が良いのかな?
自分の実家なのは自分の実家だけど…」
「まぁ、週末は俺も一緒に、
あっちに世話になるつもりだしな」