第85章 秋は巣ごもり 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
快感に溺れて イってしまうだけで
「みくり…、好きだ…っ」
「ふぁ、あぁんっ、杏寿…郎、
んぁぁんん、好きッ、好き…ぃ…」
名前を何度も呼ばれて
好きだって言われて
杏寿郎の愛に溺れて行くみたい
自分の胸が締め付けられて
ぎゅっと締め付けられて
自分の中もぎゅっと
杏寿郎の事を大好きって言って
締め付けてるから
欲しい…って思うの
杏寿郎の…吐き出す熱も全部…
「んあっぁ、出してッ?はぁあんんっ、
杏寿郎の…っ、全部…、欲しい…のッ」
気持ちいい… 頭も中もトロトロに溶けてく
杏寿郎が… 好きって気持ちで
自分のどこもかしこもが埋め尽くされて
好きッ 好き…杏寿郎が 好きって
パンッパンっと肌と肌のぶつかり合う
あの時だけの音が和室の中に響いて
「あぁあんっ、ん、あぁ、あぁ、
あぁあぁ、んぅ、ふ、はぁあぁあ゛ああんっ」
「……く、ハァ、…ぅ、…ハァ…ハァ、
…あ、ぐ…、ハァ、みくり…っ、
好きだ…、愛…、してる…君を…」
ドクンドクンっと自分の中で
杏寿郎が吐き出した精液が
自分の中を満たして行く感覚と
ふわふわとした浮遊感と
心地のいい倦怠感と眠気が一気に押し寄せて来て
「杏じゅ…郎、…愛し…て…る…」
そのまま ぐったりとして
ぴくりとも動かなくなってしまって
「みくり…大丈夫か?」
「…ぅ…、ん、…すぅ…、すぅ…」
「寝てる…だけか、驚いた。
このまま、…俺も少し寝るか…」
また目が醒めたら 繋がったまま寝るのはダメだと
みくりに不満をダラダラと言われるだろうが
そうなったらそうなったで
また 続きをすればいいしな
「みくり、おやすみ」
いつもして居る様にして
みくりにおやすみの挨拶をすると
ちぅ…とその眠るみくりの額にキスをして
杏寿郎も心地のいい事後の倦怠感に
自分の身を委ねながら
ぎゅっと…眠って居る 愛おしいみくりの
身体に腕を回して抱きしめると
そのまま 自分の意識を手放した
温かくて 心地い感じがする
気持ちいい…な
でも…なんだろうな
心地いいんだけど
重い…息苦しさの様な圧迫感を感じる
「うう゛ん、重ぃいい…」
そのみくりの不快な声に
杏寿郎が目を醒まして
「…ん、起きたのか?」