第85章 秋は巣ごもり 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「今日の水着は見覚え無いが、買ったのか?」
「今日の為にじゃないけどね?前に
セールで安くなってたから、買っただけ」
「いいな、赤い水着も。前に
アクアトピアのドレスで、赤が一番君に
似合ってたからな。下着もいいが、水着もいいな」
「杏寿郎が、そう思うんだったら。
私は、何色でもいいけどね?別に。
さ。温泉に来たんだから、温泉入ろ?」
水着で入れるバーデゾーンは
ぱっと見た感じは
そんなに 大きなエリアではない様で
「ねぇ、それが前に木崎先輩に
貰ったって言う温泉のマスク?」
「君のは、水着の素材のマスクか」
「まぁ、何も無いよりはね~。
してたらこっちも安心と言うかね?」
寛ぎながら寝転んでジャグジーが
楽しめる場所と立ったままで入れる
かなり深めのジャグジーのエリアとが
一つのお風呂の中で楽しめる様になって居て
その奥にはイベント湯と言って
シーズンごとに色んな
お風呂が楽しめる様になっていて
今日はワイン風呂の様で
ボルドーのお湯が色鮮やかだった
「入るか?ワイン風呂」
「スパワールドに比べたら、
こじんまりした温泉だよね?」
一緒にワイン風呂に浸かりながら
周囲の様子を見ると
平日だからなのか人はまばらだ
「あっちは、スーパー銭湯だしな。
こっちは温泉だからこんなもんじゃないか?
グランピングの方やらもサイト見たんだが
予約で埋まってたから、混んでるのかと
思ってたが、そうでも無いんだな」
印象としては温泉としても
宿泊施設としてもこじんまりとした
と言う表現が似合うのかも知れない
「でも、岩盤浴のエリアに
楽しそうな所あったよ?」
水着のエリアだけじゃなくて
岩盤浴のエリアも男女で入れるから
この後はそっちに移動するんだろうな
ワイン風呂とジャグジーを楽しんで
奥に露天風呂があるのが見えてたけど
プールの方へ移動しようと言って来て
一緒に温水プールの方へ移動すると
25メートルのプールがあって
レーンが区切ってあるから
泳ぐ人と歩く人を分けてるんだろうけど
本当に泳ぐだけのプールだから
泳いでる人は居なくて
歩いてるおじいちゃんおばあちゃんと
おばちゃんの姿がある位だった
「泳ぐか?」
「いや、私は、端っこで浸かって見てるから。
杏寿郎が泳ぎたいだけ泳いで来てよ」
「そうか、ならひと泳ぎして来るか」