第84章 秋は巣ごもり 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「杏寿郎は何派?うまい棒は何味?
私は、コンポタか明太子かなぁ?
あ、でもちょっと違う感じのさ
チョコのやつもあるよね?うまい棒」
「俺は、タコ焼きと明太子と、チーズだな。
そうだな、でもサラミと
てりやきバーガーも捨てがたい」
「ポテトフライは?
丸いのが3枚ぐらい入ってるやつ」
みくりの言葉に杏寿郎の
脳内でそのポテトフライの
パッケージと味が勝手に思い出されていて
「だからっ、味ッ、味が名前聞くだけで
思い出せるもんなんだな。もう
何年も食べていないと言うのに」
「久しぶりに食べたくなっちゃった?
今夜は、駄菓子パーティーになりそうだね?」
「今は、スーパーに駄菓子コーナーがあるが
昔ながらに近所にある様な、おばちゃんが
経営してる駄菓子屋って言うのが無いしな」
そんな話をしながら歩いていると
寄ろうと言って居たスーパーの前に来ていて
ズラッと入口に並んでいる
ガチャガチャをみくりを指差すと
「ガチャガチャもだけど、
あれ、しなかった?じゃんけんするやつ」
「じゃんけんで勝つとメダルが貰える奴か?」
「今のメダルゲームはさ、凄いよね?
竿型のコントローラー振って投げて、
魚釣るようなのだもんね、進化したよね。
あの、中条のいとこの双子がさ。
あれが出た時に凄いハマってね、凄かったよ」
みくりが釣りスピリッツの話をして来て
俺はした事はないが 映画デートの
時間つぶしに覗いたゲームセンターに
その機械が置いてあるのは見た事あるが
小学生ぐらいの子供が群がっていたのを
憶えているには憶えているが
検温と手の消毒をして
カートにカゴをセットすると
「からあげは、ロピアの冷凍のがあるよ?
杏寿郎は、お弁当のおかずは何がいい?
玉子焼きは、焼くけど。私は竹輪胡瓜かな?
赤いウインナー買って、タコにする?
ミニトマトとブロッコリーはあるよ」
「あれ、あれあるだろう?味がしっかりしてる
窪みにマヨネーズが入ってる冷凍食品の」
「あ。分かった、あれでしょ?」
みくりが冷凍食品の棚から
牛カルビマヨネーズを出して来て
「そう!それだ!俺が、高校時代に
弁当に入ってたらテンションが上がったヤツ」
「確かに、杏寿郎が好きそうな感じする。
これ、入れようか?明日のお弁当に、買う?」
「買う」