第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
忘れたくないなって…そんな事を考えてた
ギュウウっと杏寿郎にすがりついて
「私も、好き…ッ、杏寿郎の事、大好き」
「愛してるは、言ってくれないのか?」
「それは、今から言うの。杏寿郎はせっかち過ぎッ」
「知ってるだろう?君も。俺がせっかちな事位」
沢山沢山 名前を呼んで
沢山沢山 呼ばれたいよ?
もっと いっぱい 好きって言って
それから もっと沢山 好きって言わせて?
「杏寿郎…っ、愛して…る…ッ」
そう 愛してる
私は 杏寿郎の事 愛してるよ
「みくり、俺もだ。愛してる」
杏寿郎に 愛してるって言った事
今までにもあったけど
今夜の愛してる…だけは 恥ずかしいと思わずに
自然に自分の口から出て来て
それを言った後も 恥ずかしいって思わなくて
言わされたとかも感じて無くて
自分の 素直な気持ちなんだなって
そう 自分でも思うから
ちぅ…っと唇を杏寿郎が重ねて来て
ズンッと抽送を再開させて来る
「んあぁ、あぁ、んっ、あぁん」
送られる杏寿郎の抽送のリズムに合わせて
自分の口から喘ぎ声が漏れる
「このまま、しばらく居たい所だったんだが。
そうも、してられそうにもない…みたい…だ」
繋がったままで 居たいと言われて
抱き締め合ったままで 繋がっていた
お互いの体温が溶け合って
何とも言えない一体感を味わっていたんだけど
キスをされながら 抽送を再開されれば
自分の身体の奥底から
快感が留まる事を知らずに沸いて来て
自分の全身で与えられる快感を受け止める
「んぁあん、はぁ、んんっ、あぁんっ」
「…っ、ハァ、みくり…っ、
このまま…一緒に、そうなりたいんだが?」
「はぁ、んんぅ、来て?杏寿郎…っ、
一緒に、私も…っ、そうなりたいっ、んあぁっ」
もっと 何回も数えきれないほど
いつもならイカされてしまって
何度そうなってるのかもわからないのに
今夜の行為はそうじゃなくて
杏寿郎と一緒に感じたいって
一緒に気持ち良くなりたいって
一緒が良いって思う気持ちが強くて
ギュウウと自分の腕と足を
杏寿郎の身体に絡めて
お互いの唇をどちらからともなく求めて
求めあいながらキスを交わして
「んぅ、ふ…、んぅ、ふ、んん゛っ」
「…、…んッ、みくり」