第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
全裸でも寒くない様に
部屋の温度は調整してあるから
ダブルベッドの中央に敷いた
茶色いバスタオルの上に横になろうとして
「ああ、仰向けじゃなくてうつ伏せにな」
ボディマッサージ用にホホバオイルに
さっきのブレンドオイルを混ぜた物を
ベッドの上に元々持っていた
イランイランのボディオイルを転がして置いた
「これは、どっちを使っても良いのか?」
「う、うん…、デリケートな場所…には、
そっちを…使って貰えたらいいかなぁって」
「…そっちには、こっちじゃないのか?」
そう言って出して来たのは
前に買ったイチゴの香り付きのローションで
確かにデリケートな部分にはそっちを
使う方が安心なのかも知れない
うつ伏せに寝かされて
両足にたっぷりと自分の手で温めた
ボディオイルを馴染まされて
杏寿郎の手で足の指の先の腹の部分を
摘まみながら1本1本丁寧にマッサージされて
「ん…っ」
「足の指、くすぐったい感じか?」
摘まんでいる足の指の腹を
揉みもみと揉み解される
「にゃあ…っ、ううぅ、気持ち…いい」
「一瞬、猫になってたぞ?ああ、割と
昔、先輩に色々と仕込まれたからな」
「え?どんな仕込みっ」
「割と運動部はあるだろう?上下関係がな。
先輩にさせられて、あれこれしてる内に。
自然と、上手くなっただけだが。まさか
それが役に立つ日が来るとは思ってなかったが」
そう言いながらも足の指から
足の指の付け根に移動していて
そのまま片足ずつ土踏まずをマッサージされる
「妊娠中は、身体がむくみやすくなるらしいし。
こうして、君の身体を労わって
マッサージする時間を取っても良いな」
「んっ、…はぁ、ん…」
「悪くなさそうだな、力加減は良さそうか?」
学生時代に先輩にしていたと言うだけあって
杏寿郎ののマッサージは気持ち良くて
変な声が気持ち良くて出てしまって居たのだが
「みくり。そんな声、出して大丈夫か?
そう言うマッサージ店でマッサージも
おちおち落ち着いて、受けてられれないだろう?」
「行った事あるもんっ、
肩こり酷かった時とかっ」
「項も首も弱いのにか?」
そう言いながら杏寿郎が
オイルに塗れた手で
つつーーと項を指でなぞって来て
ビクッと反応してみくりの身体が跳ねる
「んんっ、あんっ、触り方がえっちぃからだよ」