第81章 そうだ、和歌山へ行こう！後編　お相手：煉獄杏寿郎　現パロ

そして　タイムトラベルの空間に
歪が生じて　白亜紀から恐竜も一緒に
現代に来てしまい　ツアー客を襲い始めた

と言う設定で　映画の様な世界を

ウォークスルーと
臨場感のある映像で体験できる物だった

「凄かったね！恐竜ッ」

興奮気味にみくりがそう言って来て

「それにしても、この施設は立体映像の
映像体験に力を入れているんだな。
あの入場料だけで、これだけ楽しめると
お得感があるな。ここだけＪＳＪみたいだしな」

「それぞれの映像作品も、テーマがあるよね」

ロボットとの友情だったり
海の大冒険だったり
恐竜が大暴れしたりするが
どの映像プログラムも
自分達が暮して居る地球環境について
投げかけて来る物があるある内容になって居て
建物こそはあちこちに点在していて
独立した造りになってはいるが
施設としては一貫性のある展示物になっていた

「そうだな、それぞれの角度から
地球環境について、どう向き合うのかを
子供と一緒に考えたり、
家族で話し合うきっかけになるかもな」

「杏寿郎、真面目ッ」

「微妙に、アーニャみたいな言い方するの
止めてくれないか？みくり」

こっちが気持ちだけ
イントネーションをアーニャに寄せたのに
杏寿郎がそう返して来て

「ねぇ、外に迷路あったよね？迷路もする？」

前に浜名湖で迷路をした時に
杏寿郎は迷路楽しそうにしてたから

「いいのか？迷路、２０分とか
掛かると思うぞ？」

「だって、閉館まで居るんでしょ？
もう、館内？園内？
どっちのなのか分からないけど
殆どのエリアは回ってるしさ。
どうせだったらエネランをさ
全部制覇して行こうよ！」

そう言って　レストランの建物から出ると
足湯のあった広場に戻って来て
リニューアルされて
仕掛けがパワーアップした
有料の迷路に２人で入った

外から見るとそんなに大きな迷路じゃないのに
仕掛けがパワーアップしたとだけの事はあって
隠し扉やダミーのスタンプがあって
あれだこれだと言いながら楽しむ事が出来た

「やっぱり、迷路、面白いな」

「杏寿郎が、一番楽しそうだったけどね」

中で別の家族連れと数組すれ違ったが
杏寿郎が一番楽しんてたな迷路

「ここ、楽しめるな。色々と」

「杏寿郎は、浜名湖で迷路してから
すっかり、迷路がお気に入りみたいだね」