第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
「奥さんは割と、外でベタベタして
くっついたりするの嫌がるだろう?」
「杏寿郎は杏寿郎で。外でばっかり、
そんな事したがるじゃんッ」
それに今日は割と
セクハラ紛いの事ばかりを
されて居た様なそんな気がするのは
私の気の所為じゃないはず
「怒ってるのか?みくり。
いちゃいちゃしたくないのか?」
「う゛っ、…それは、する」
杏寿郎の今日の態度に対して
不満を述べるには述べてはみたが
いちゃいちゃはしたいので
そこは素直に認めてしまって居て
ふっと杏寿郎が口の端を曲げると
よしよしとみくりの頭を撫でて来る
「本当に、俺の奥さんは素直で可愛いな。
素直じゃなくて、恥ずかしがり屋で
意地っ張りな所もあるが…、そこも可愛いからな」
「ふえぇ~、褒め殺しぃ~。
いやぁー、ヤダヤダっ。
旦那さんが、褒め殺しに掛かって来るしっ」
「そうやって、照れ隠しする奥さんも
俺からすれば、可愛く見えて仕方ないしな」
スッとフェイスラインに掛かっている
サイドの髪を杏寿郎の指が耳に掛けて
髪の下に隠れていた耳を外に出すと
その形のいい耳の形を
指先で確かめる様に撫でて行く
「みくり、可愛い」
「んやだぁ、可愛いって言うのダメッ」
「じゃあ、綺麗だの方がいいのか?」
「きっ、綺麗ッ?いや、綺麗??」
「あのCMを見た同僚達は、
美人の奥さんで羨ましいって言ってたぞ?
君は普段はそこまで派手に塗らないだろう?
顔のパーツは整ってるんだから、美人だろう?」
スルッと杏寿郎の手が
みくりの両胸の上に添えられて
「また、育ったんじゃないか?
結婚前より、大きくなってないか?ここ。
まぁ、あのCMのドレスでは
かなりこっちも強調されてたからな。
普段は隠してるからあんな物をお持ちだとはって
そんな感じの声もあるにはあったが…」
むにゅっとその弾力を
確かめるかの様にして服の上から揉むと
「奥さんが…、一番魅力的に見えるのは。
ベッドの上だって事は、俺しか知らないだろう?
確かに普段の奥さんも、十分魅力的だがな。
俺の下で乱れる姿は、可愛くも綺麗でもあるし。
おまけに、かなりえっちでいやらしいからなぁ」
「それっ、褒めてるの?」
「どう考えても、褒めてるだろう?」
何を言ってるんだと言いたげに
杏寿郎がそう言って来て