第4章 外と中 お相手:煉獄杏寿郎
「これで……いいですか?」
両腕を背中に回されて抱きしめられる
至近距離で視線がぶつかって
「みくり、舌を出してみてくれないか?」
と言われて 何の事なのだろうかと
考えていると
伝わらなかったと思ったのか
杏寿郎が少しだけ口を開いたままで
舌を突き出して見本を示してきたので
それを真似てみると
舌の先の方をチョンっと合わされて
少し驚いてしまった
そのまま舌を舌で
舐めあげられてしまって
舌を絡める口付けとは
また違う感覚を覚えてしまって
「はっ、…ふ、あ、はぁ、は、ぁあっ」
自分で自分から漏れる声に違和感を感じた
ああ そうか 口開いたままだから
吐く音しか……出ないんだ
舌を舌で扱かれるように
絡め取られて 呼吸が乱れてくる
はむっと唇で舌をはまれたと思うと
そのまま舌を吸い上げられて
感じた事がない未知の快感が体に走る
「あ…っ、はぁ、ふぁ、っんんっ!」
そのまま深い口付けに変わって行って
シャツの上から胸を揉まれる
揉みしだかれる内に硬くなってきた
先端の部分をシャツの上から撫でられる
布一枚隔てて触れられると
じれったくも感じるが
直接触れられるよりも
また違う気持ち良さがあって
「あっ、んっ゛、んっ、
はぁ、ん、は…ぁあぁん」
「まだ、胸しか触ってないのに、
随分気持ち良さそうにあるが?」
みくりが甘い声を上げるのを聞いて
杏寿郎が尋ねてきた
それもそうだ
鬼を斬って気分が昂ってるのに
いつもと違う口付けをされて その上
こんな所で……こんな事してるのに
胸を揉んでいた手を
太ももに滑り込ませると
雨に濡れて湿っていたタイツの上から
みくりの足を撫でた
「これも、脱いだ方がいいな。濡れてる」
太ももよりも更に
奥の場所へ手を入れられて
グイっとタイツを
はぎ取るようにしてずらされると
中途半端な部分まで下ろされてしまった
タイツの残ってる所と
何もない所がある状態
雨に濡れて
いつもの滑らかな感触とは違う
みくりのしっとりとして吸い付くような
肌の感触を楽しむようにして
太ももを撫でる
膝の裏側の手を回して
そのくぼんだ辺りを
刺激するように押しつつ
その押し方に強弱をつけて擦る
何だろうな…
なんか 変な感じの気持ち良さだ