第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
「まぁ、ヌートリアは家にまでは
なかなか来ないけどね。ハクビシンとか
イチゴ作ってたら食べられるよ」
そう言いながら遊園地のエリアを抜けると
サファリゾーンを回る
汽車の様な乗り物に乗れる乗車口があり
そこには乗車待ちの列があったが
「どうする?先に例の伝説の
現役の90代のお父さんに会いに行く?
飼育下で、繁殖をしている
最高齢記録を保持するパンダらしいからね」
「それは、男として肖りたい限りだが。
肝心の名前は、何と言うんだった?
子供達は白浜の浜を取って、
ひんの一族だっただろう?
彩浜やら桃浜やら、楓浜やら
結浜とかそんなんだっただろ?」
「すぐソコのエリアには、お父さんの
永明とお母さんの良浜と、彩浜って
2018年生まれの女の子が居るよ。
てか杏寿郎、良く知ってるね。
子供ちゃんパンダの名前、杏寿郎
パンダ好きだったの?」
その乗り場から少し上がった場所にある
パンダの両親と娘の彩浜が居る場所へ移動する
土日とかだと混雑してるだろうが
平日なだけあってゆっくりと
パンダの姿を見る事が出来る
「パンダの身体大きいけど、
その身体の割に赤ちゃん小さいんだよね。
人間だって、3000グラムの子供産むのに。
パンダの赤ちゃんの体重って
大体、100グラム前後なんだよ。
見た目もウサギの赤ちゃんみたいな
ピンクのグミに毛がちょろっとみたいなのだよ」
そんな風に説明をしてくれるが
産まれたてのウサギの赤ちゃんを
俺は見た事が無いんだけどな
「ちなみに、カンガルーの赤ちゃんは
体長2センチだからね?生まれた時の」
「は?小さすぎないか?大丈夫なのか?」
「その状態で袋の中まで移動するんだよ。
カンガルーのおっぱいは袋の中にあるからね。
カンガルーには産道がなくて、排尿も
排便も出産も一つの穴からするからね?」
そこまで言って杏寿郎が変な顔をしていたので
「なぁ、排泄を全てその穴からするんだろ?
って事はだな、当然、その…ッ」
杏寿郎が言いたい事が
それで分かってしまったのだが
「と、とりあえず。パンダね。
今はパンダ様を拝もうよ。ご利益あるかもだし。
パンダって自然繁殖が難しいから、
白浜のパンダ一家は、ご利益ありそうだよ」
「そうだな、拝むか」
杏寿郎が子授けの神社で拝むより
真剣に拝んでるのは気のせいじゃないはず