第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
「折角だから、OBとして
母校に貢献して行こうかな?」
『おお、お前、誰かと思えば。
小野寺じゃないか、卒業式以来か?
大学に進学したもんな、お前。
うちの学校からの進学組は珍しいからな。
俺も、お前の事は記憶してるが。
何か買って行くか?学校の米とか』
高校生の中に一人
作業着姿の男性が混じっていて
みくりに話しかけて来る
どうやら高校時代の恩師の様だが
「先生も相変わらず、
土弄りまわしてるんですか?
米は家で貰うからいいです。
私はクッキー買いに来たんです。
変な洋菓子店のクッキーよりも
高校のクッキーの方が美味しいもん」
高校生が授業の一環で作る物だからと
それなりな物かと思ってたが
ヘタな洋菓子店のクッキーよりも
高校のクッキーの方が美味しいと
みくりが言うのなら
味は期待して良いのだろうが
日持ちするからとクッキーを
みくりが5袋買ってたので
本当に好きなのだろうな
「良かったのか?クッキー
他にも数種類あっただろう?」
「これが、食べたいんだよ。
他のも美味しいんだけどね?
これが一番美味しいの」
あーんとみくりが
こちらに言って来て
そのまま素直に口を開くと
ポイっと一枚 クッキーを放り込まれて
そのまま咀嚼してゴクンと飲み込むと
「美味い…な、高校生が
授業の片手間で作ってるとは思えんな。
普通に洋菓子店で売ってもいい味だな」
もう一枚食べるかと
みくりが新しいクッキーを
杏寿郎に差し出して来て
そのクッキーを受け取ると
杏寿郎が口に運んだ
「クッキーも美味しいんだけどね?
クリスマスとかだったら、
その食品製造加工科の子がね
ケーキも作って売るんだよ?
授業の一環だから、値段も安いし。
夏休みとかに実習行ったら、
玉子の規格外とか、割れとかね。
ぶどうの粒だけになったやつとかくれるの
って、杏寿郎どこ行くの?戻るの?」
「もっと、買って帰ろう。
後、そのクッキー以外のも食べてみたい」
このイベントに合わせての
新製品のハロウィンの
カボチャの顔の形になった
1枚ずつラッピングされたクッキーを
女子高生に杏寿郎が勧められていて
クッキー大袋入り全種類と
それも買っていた様だけど
中条コスモス散歩のメイン会場の
中条ネモフィラパークを後にして