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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「わかった、そうしよう」

そう杏寿郎が言って
そのままバスルームに
お姫様抱っこで運ばれてしまって

自分で出来るからと言っても
全部したいからと
服を脱がされてしまって
そのままバスルームに入ると

「ねぇ、杏寿郎…、自分で…出来るからっ」

身体もこっちに洗わせてくれ無さそうな
杏寿郎にそう訴えるも

「悪いが、それは君の頼みでも
聞き入れられない。奥さんは、
俺にそうして欲しいんだろう?」

抱いて欲しいと杏寿郎に

言ったのは自分だ

これも 抱くの内だから と


「なら、俺に…そうさせてくれないか?」


これじゃあ まるで

自分が初めての子にでもなったみたいな…


そっと触れて来る
唇の温度も指先のタッチも
何もかもが優しくて
触れられる度に 胸が苦しくなる


恋人同士になって 初めて

そうした時以上に優しく触れて来るから


「んっ…はぁ、杏寿郎…ッ
普通に…、いつもみたいに…して?」

「ダメだ…、それは出来ない…ッ
俺が、抱きたいのは…、君の全てだからな」

いつもの私じゃなくて

全部が抱きたいのだと言われてしまって

上から降り注いで
お互いの髪の濡らして
顔を伝う シャワーの中に
自分の流した涙が混じるのは

杏寿郎は気付いてるんだろう…けど

「そんなの…そうしたがるの、
杏寿郎…ぐらい、だよ…?」

「困った旦那さんだとでも、言いたいのか?」

濡れた杏寿郎の髪に頭を洗う時の様にして
みくりが杏寿郎の髪の中に
自分の指を差しこんで滑らせて行くと

挟むようにして杏寿郎の頬に
自分の両手を添えると
自分の中に留めて置けないでいる

色んな感情を彼に
ぶつけるかの様に
押し付けるかの様にして

自分の唇で彼の唇を塞いだ


「杏寿郎…、だから…だよ?」

「ああ、知ってる…」


「んっ…ふ、…杏…、寿郎」

「…みくり、言ってくれるか?」


「杏寿郎…で、満たして?
全部、杏寿郎にして欲しい…のッ、
身体も、頭の中も…、心の中も全部…。
杏寿郎が、欲しい…ッ」

何も考えられなくなる位に

杏寿郎だけ感じて居たい

まるで自分の世界その物が
杏寿郎だけになる様な

そんな 世界に溺れたい


「杏寿郎…、好きなの…ッ」

「みくり、…愛してる、君を」


満たされる…感覚を感じる

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